好感度低い芸人として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 03:33 UTC 版)
野球部出身で礼儀正しい相方の庄司と比較して、一般的には好感度が低い事で有名。 スタッフに対する態度が悪かった時期があり、かつては打ち合わせの際にあいさつをしない、台本を開きもしない、一切目を合わさない、マネジャーを恫喝しプレッシャーを掛けるなどの行為をしていた。品川本人も「それで仕事が減ったっていうのはあると思うし、単純に打ち合わせとか好きじゃなかったから」と述べている。 後輩や同期に対して「愛情表現」として聞き方によってはいじめ・イヤミともとれてしまう言葉をプライベートで述べていた時期があり、品川本人にその気はなかったものの、後述の山里亮太・まちゃまちゃなどのように実際にその発言で傷ついてしまった者もいる。 2007年に「アメトーーク!」(テレビ朝日)で有吉弘行から「おしゃべりクソ野郎」といったあだ名を付けられた時に相当ショックを受けたことに関しては、のちに「本当は芸人として喜ばなきゃいけない。おいしいパスだったのに…」と反省の弁を語っている。また、当時から映画を撮ろうと考え、「バラエティ界のヤツを見返してやろう」と思っていた。 現在は、好感度が低い事を他人からイジられることを受け入れて仕事をしていると述べており、バラエティの仕事が減って以降は、映画や著書の印税で生活している。 先輩のダウンタウンの大ファンであり、前述した他人への態度も往年のダウンタウンの模倣だった事を語っている。しかしそういった態度は松本人志のみであり、浜田雅功は態度の悪い松本に代わってフォローを行っていた。 ダウンタウンに対して挨拶をしなかったことがある(相方の庄司は挨拶を行った)。その際にこれを問題視した浜田雅功から、その態度を激しく叱責されている。なお、品川本人はこの言葉を受けて、浜田の後輩への愛情を知り号泣したと語っている。 「アメトーーク!」には「好感度低い芸人」として定着しているほか、家電芸人にもレギュラー出演している。パナソニック(松下電器)のBDレコーダー「ディーガ」がお気に入りで新製品が出るたびにチェックしており、たびたび買い換える。このことを熱く語った結果「松下さん」というあだ名で呼ばれたり、「家電刑事」としてパナソニックのホームページでPR活動を担当した。 品川のトークに関しては同業者からの批判も多く、その旨が度々共演者によって語られている。 お笑い評論家のラリー遠田は、自身の連載で「人気者なのに愛されない芸人」として品川を取り上げ、その嫌われる原因は、品川が売れるためにとった戦略にあるとしていた。現実を踏まえて一歩一歩地道にキャリアを重ねる品川の生き方には夢がなく、テレビに夢や憧れを見いだそうとしている多くの一般視聴者にとっては相反するものであるためとのこと。ただし同時に、「シャレにならないほど不景気で後ろ向きな時代だからこそ、シャレにならないほどリアルでがむしゃらな芸人が結果を出している」とも評していた。
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