女流棋士と棋士とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 女流棋士と棋士の意味・解説 

女流棋士と棋士(奨励会)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 07:51 UTC 版)

女流棋士 (将棋)」の記事における「女流棋士と棋士(奨励会)」の解説

将棋棋士制度男女区別はなく、新進棋士奨励会1928年昭和3年)に創設され以来奨励会入会し昇級昇段規定満たして四段昇段すること」が棋士となる要件である。そのために1974年女流棋士制度発足以降女流棋士奨励会重複して在籍可能で、そのために女流棋士ありながら棋士になるために、林葉直子中井広恵矢内理絵子碓井涼子などが奨励会に重籍していた。しかしその事奨励会員からの不満の声もあり、1998年女流棋士総則改正され、「奨励会員女流棋士重複認めない」とされ、奨励会籍を置く際には女流棋士休会しなければならなくなった2011年里見香奈女流三冠奨励会への挑戦表明した。これを踏まえて将棋連盟理事会は、「女流棋士奨励会試験受験し入会することは自由である」として女流棋士奨励会員重複再度認めようになった里見2011年5月1級編入試験合格すると、2012年1月初段2013年7月二段同年12月三段昇段したその後奨励会三段リーグでは3期休場挟んで5期出場したが、四段昇段果たせ年齢制限により退会した2021年時点棋士になった女性はいないものの、上記里見奨励会退会後プロ公式戦女流参加枠棋士編入試験受験資格獲得に迫る成績挙げていた事と奨励会員西山朋佳三段リーグ在籍中顕著な成績上げていた事を踏まえていずれか四段昇段果たした場合明確な対処基準設定することが求められていたため、2019年8月7日日本将棋連盟は「女流棋士女性奨励会員棋戦参加について」で、 「1) 女流棋士プロ棋士編入試験合格した場合女流棋戦、及びプロ棋士公式棋戦両方出場することが出来る」 「2) 「奨励会所属している女性四段昇段をした場合女流棋士申請を行うことが出来る。ただし、申請期間昇段日から2週間以内とする」 として女流棋士と棋士を並行して活動できることとした。 女流棋士から奨励会経ず棋士なるには女流棋戦優秀な成績挙げて棋士棋戦出場し、以下の条件いずれか満たして棋士編入試験受験資格を得、新四段5人を試験官とする5局の対局で3勝を上げ必要がある棋士棋戦での通算成績が最も良いところから見て10勝以上、かつその間勝率が6割5分以上の成績収めること 以下の各棋戦いずれか1つにおいて所定成績収めること竜王戦ランキング戦優勝 王位戦挑戦者決定リーグ入り 王座戦:挑戦者決定トーナメントベスト8 棋王戦挑戦者決定トーナメントベスト8 棋聖戦決勝トーナメントベスト8 朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメントベスト4 銀河戦決勝トーナメントベスト4 NHK杯テレビ将棋トーナメント本戦トーナメントベスト4 新人王戦優勝

※この「女流棋士と棋士(奨励会)」の解説は、「女流棋士 (将棋)」の解説の一部です。
「女流棋士と棋士(奨励会)」を含む「女流棋士 (将棋)」の記事については、「女流棋士 (将棋)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「女流棋士と棋士」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「女流棋士と棋士」の関連用語

女流棋士と棋士のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



女流棋士と棋士のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの女流棋士 (将棋) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS