大船渡線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 20:13 UTC 版)
「東日本大震災による鉄道への影響」の記事における「大船渡線」の解説
大船渡線では、陸前矢作駅 - 盛駅間にわたって駅舎流失、線路流失、橋梁流失などの甚大な被害が発生。盛駅付近および大船渡駅 - 下船渡駅間の列車から避難の連絡があった後、一時連絡が取れなくなった。これらの一時的に連絡が取れなくなったすべての列車で、乗客全員が事前に避難し、乗務員が無事であったことが3月12日までに確認された。 4月1日に一ノ関駅 - 気仙沼駅間が再開。2013年3月2日に気仙沼駅 - 盛駅間がBRTで再開。なお、BRT区間については鉄道としての復旧は断念され、2020年4月1日に鉄道事業を廃止した。
※この「大船渡線」の解説は、「東日本大震災による鉄道への影響」の解説の一部です。
「大船渡線」を含む「東日本大震災による鉄道への影響」の記事については、「東日本大震災による鉄道への影響」の概要を参照ください。
大船渡線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 07:44 UTC 版)
「気仙沼線・大船渡線BRT」の記事における「大船渡線」の解説
2011年(平成23年)の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)では沿岸部で津波による大きな被害を受けた。駅舎は竹駒駅 - 細浦駅の各駅と大船渡駅が流失し、橋梁は陸前矢作駅 - 竹駒駅間の気仙川橋梁が橋脚から押し流されるなど3箇所が流失した。 不通区間の気仙沼駅 - 盛駅間では2013年3月よりBRTの運行を開始した。JR東日本は不通区間の鉄路での復旧について、自社で負担する原状復旧費130億円、沿線自治体などの公的支援が必要な安全面やまちづくりにかかる270億円の総額400億円の費用に加えて、利用者数減少の見込みから断念する意向を示している。 2019年(令和元年)11月12日、JR東日本が同日付けで、国土交通大臣宛てに気仙沼駅 - 盛駅間の鉄道事業廃止届を提出したと発表した。その後、2020年(令和2年)1月31日、JR東日本が同日付けで、気仙沼駅 - 盛駅間の鉄道事業の廃止日を繰り上げる旨の届出を提出したと発表した。 2022年(令和4年)3月現在の鉄道跡地の状況は以下の通りである。 鹿折唐桑駅 - 陸前矢作駅間 県境を跨ぐこの区間は震災前の鉄道時代から平均乗車密度が低く、JR東日本は専用道整備に係る費用対効果の面で専用道化については消極的である。陸前高田市は二又地域住民の要望としてこの区間の専用道化を取り上げているが、気仙沼市では現行ルートでの運行を前提に唐桑大沢駅を整備したことやミヤコーバス鹿折金山線のBRT運賃が住民に浸透しつつあることから、市としては取り上げていない。 陸前矢作駅 - 竹駒駅間 東日本大震災に伴う環境の変化で津付ダムが計画中止となったことに関連して、岩手県が実施する気仙川河川改修事業に大きな変更があったこともあり、流出した気仙川橋梁が復旧されておらず、BRTはこの区間で国道343号を経由している。陸前高田市は下矢作・竹駒地区住民の要望としてこの区間の専用道化を取り上げており、岩手県に対して河川の早期整備を要望した。この区間に専用道が完成することで、大船渡線BRTの専用道の整備は完了となる。 竹駒駅 - 浜田川橋梁付近 区画整理事業によりかさ上げ地に換地された陸前高田駅付近を含め、鉄道跡地に相当する空間は確保されたが、この経路から外れた地点に栃ヶ沢公園駅、高田高校前駅、高田病院駅が設置されており、専用道が整備される計画はない。 浜田川橋梁付近 - 小友駅 周辺が移転促進区域に指定されていることから、JR東日本は当初よりこの区間を従前の位置で復旧することに否定的であり、鉄道跡地は活用されていない。陸前高田市は米崎・小友地区住民の要望としてこの区間の遊歩道化を取り上げている。
※この「大船渡線」の解説は、「気仙沼線・大船渡線BRT」の解説の一部です。
「大船渡線」を含む「気仙沼線・大船渡線BRT」の記事については、「気仙沼線・大船渡線BRT」の概要を参照ください。
大船渡線と同じ種類の言葉
Weblioに収録されているすべての辞書から大船渡線を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- 大船渡線のページへのリンク