大統領選出
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「マフムード・アフマディーネジャード」の記事における「大統領選出」の解説
アフマディーネジャードは決選投票において、ラフサンジャーニー元大統領の約2倍にあたる63%の得票を得て勝利、2005年8月3日、最高指導者・アーヤトッラー・アリー・ハーメネイーの認証を受け、2005年8月6日に大統領に就任した。認証式典の際、アフマディーネジャードはハーメネイーへの忠誠の証として、その手への口づけを行っている。これに関連してジャーナリストのアミール・ターヘリーはハーメネイーの長男モジュタバーがアフマディーネジャードの選挙参謀を務めたと主著している。 大統領は15日以内に閣僚名簿をマジュレス(議会)に提出しなければならない。議会は1週間にわたって閣僚の承認について審議を行う。アフマディーネジャード陣営幹部のマスード・ザリーバーファーンは、宣誓当日に閣僚名簿が提出されるとの見通しを示したが、閣僚名簿が実際にマジュレスに送られたのは8月14日のことであった。これにより、大統領提案の閣僚名簿についての審議のためのマジュレスは8月21日までに開会されることになる。議会では8月5日、非公式の会合を開いた。この時点でアフマディーネジャードは、議会の意向を探るため各閣僚について3名ないし4名の候補者名簿を発表している。最終的な候補者名簿が公式に議会に送られたのは先述の通り2005年8月14日のことである。 マジュレスでの閣僚候補審議は2005年8月21日に始まり、激しい議論を交わしたのち2005年8月24日に投票がおこなわれた。協同組合相、教育相、石油相、福祉社会保障相の4候補が不承認となった。すべてアフマディーネジャードのテヘラン市長時代の部下であった。 閣僚候補名簿と承認投票での結果は以下の通りである。 省庁閣僚候補者承認不承認棄権農業 モハンマド・レザー・エスキャンダリー (略歴(ペルシア語)) 214 45 24 商務 セイイェド・マスード・ミールカーゼミー 169 85 25 情報通信技術 モハンマド・ソレイマーニー 220 43 16 協同組合 アリーレザー・アリー=アフマディー 105 134 34 文化イスラーム指導 モハンマド・ホセイン・サッファール・ハーランディー 181 78 20 防衛流通 モスタファー・モハンマド=ナッジャール 205 55 17 経済財政 ダーウード・ダーネシュ=ジャアファリー (略歴(ペルシア語)) 216 47 19 教育 アリー・アクバル・アシュアリー (略歴(ペルシア語)) 73 175 31 エネルギー パルヴィーズ・ファッターフ (略歴(ペルシア語)) 194 56 23 外務 マヌーチェフル・モッタキー (略歴(ペルシア語)) 220 47 16 厚生医療教育 キャムラーン・バーゲリー・ランキャラーニー (略歴(ペルシア語)) 169 86 27 住宅都市開発 モハンマド・サイーディーキヤー 222 31 25 鉱工業 アリーレザー・タフマースビー 182 58 30 情報 ゴラームホセイン・モフセニー・エジェイー (略歴(ペルシア語)) 217 51 13 内務 モスタファ・プールモハンマディー (略歴(ペルシア語)) 153 90 31 法務 ジャマール・キャリーミー=ラード (略歴(ペルシア語)) 191 59 24 社会労働 モハンマド・ジャフロミー 197 59 20 石油 アリー・サイードルー 101 133 38 石油 モフセン・タサッロティー 77 139 38 石油 カーゼム・ヴァズィーリー・ハマーネ 172 53 34 道路交通 モハンマド・ラフマティー (略歴(ペルシア語)) 214 43 21 科学研究技術 モハンマド・メフディー・ザーヘディー (略歴(ペルシア語)) 144 101 35 福祉社会保障 メフディー・ハーシェミー 131 108 36
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