大正昭和名古屋市史
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1940年(昭和15年)、先の「名古屋市史」編纂から30年以上が経過して名古屋市の発展が進んでいたことなどから、紀元二千六百年と名古屋市制五十周年を記念する事業として計画された。大蔵省が編纂した『明治大正財政史』で主任を務めた吉川秀造を編纂主任に、後に『昭和大阪市史』の編纂も行った本庄栄治郎を顧問として1941年(昭和16年)から始まった編纂は太平洋戦争のため遅々として進まず、1948年(昭和23年)9月に脱稿したものの戦後の財政難などもあって、1953年(昭和28年)になってようやく刊行。内容は大正時代から昭和12年までに関するものとなっている。 1959年(昭和34年)に市政七十周年記念事業のひとつとして、昭和13年から昭和32年までを扱う続編の刊行が計画されたが、執筆の遅れや経費超過、大学紛争などのため、昭和46年度で事業中止となった。なお、この計画に先立ち1959年に名古屋市総務局から『名古屋七十年史』が刊行されている。 巻数内容ページ数刊行年月日第一巻 緒論及原始産業篇 321頁 1953年11月1日 第二巻 工業篇 792頁 1954年1月5日 第三巻 商業篇(上) 609頁 1954年3月1日 第四巻 商業篇(下) 433頁 1954年3月1日 第五巻 金融・交通篇 585頁 1954年10月1日 第六巻 市政篇 413頁 1954年12月1日 第七巻 財政篇 334頁 1955年3月1日 第八巻 社会篇 425頁 1955年5月1日 第九巻 地理篇 384頁 1955年7月1日 第十巻 索引篇 382頁 1955年12月1日
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