大和銀グループとの統合とは? わかりやすく解説

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大和銀グループとの統合

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 14:12 UTC 版)

あさひ銀行」の記事における「大和銀グループとの統合」の解説

2001年9月中間決算から時価会計導入されるため金融庁日本銀行は、当時世界的な株価急落に伴う巨額損失処理を迫られるあさひ銀が市場から”攻撃”を受けることを最も恐れていたが、同年6月スタンダード&プアーズが、続く7月にはムーディーズがあさひ銀の格付け引き下げたことから、行内においても動揺緊張生まれた同年8月以降経営悪化市場にも表ざたとなり、特にあさひ銀が中間配当見送りとする噂が出ると株価乱高下し同行流布元やマスコミ抗議した。 この渦中にあって2001年5月、あさひ銀は海外拠点撤退業務東京三菱銀行移譲する発表同年7月には伊藤あさひ頭取から三木繁光東京三菱頭取包括提携申し入れる東京三菱銀は固辞。また千葉銀行横浜銀行にも統合打診をするも千葉銀からは固辞され、浜銀との交渉紆余曲折経て流れた次いで日興証券にも統合持ち掛けるも、共同出資した共同抵当証券清算理に伴ういざこざが旧埼玉出身者には記憶新しく、さらに日興・シティ飲み込まれてしまうのではないかとの懸念抱き、これもさたやみとなった加えて統合交渉中、あさひ銀内部における旧協和銀・旧埼玉銀の主導権争いからの対立も明らかとなり、金融庁幹部から「世間からどう見られているのか、分かっているのですか。」とまで迫られる一幕もあるなど迷走重ねた同年8月入り、あさひ銀は生き残りをかけ、かつてあさひ信託銀行介し信託部門買収しようとした大和銀行オリックスの2社と断続的に統合交渉入った2001年9月朝日新聞など全国紙が「あさひ銀行大和銀行経営統合」と報道(この時点では正式発表せず)。この報道を受け、金融再編取り残されていた大和銀行との統合向けて一気進展することになった。この折、9月9日放送テレビ朝日サンデープロジェクト」で、ゲスト出演した舛添要一当時自民党参議院議員)と田原総一朗司会)の対話であさひ銀を批判した。これを受けてあさひ銀は、特に舛添の「このまま行くと(2002年3月につぶれる」と田原の「(あさひ銀行は)よくない銀行」という発言に対して抗議し謝罪要求謝罪せずの場合法的手段掛けるプレスリリース (PDF) で9月10日公開した。これらを発端株価70円台まで暴落し取り付け騒ぎこそ起きなかったものの経営破綻噂された。なお、同月20日舛添発言通り中間配当見送り期末配当一本化を正式発表。翌21日大和銀スーパーリージョナルバンク戦略参加する形で大和銀ホールディングスとの経営統合を正式発表する至った2002年3月1日大和銀ホールディングス前年末に大和銀行近畿大阪銀行奈良銀行株式移転により設立現在のりそなホールディングス)との株式交換により同社完全子会社となった。翌033月グループ再編により埼玉県内営業埼玉りそな銀行として会社分割自行大和銀行合併してりそな銀行となった。しかしりそな銀行発足から僅か2ヶ月あまりで実質国有化された。 2001年10月以降店頭ポスター埼玉県内発行新聞中心に梁瀬行雄頭取による経営について全面広告顔写真付き掲載されたが、2003年りそな銀行国有化まで経営不振絡みゴシップ記事掲載週刊誌夕刊紙続いた

※この「大和銀グループとの統合」の解説は、「あさひ銀行」の解説の一部です。
「大和銀グループとの統合」を含む「あさひ銀行」の記事については、「あさひ銀行」の概要を参照ください。

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