城砦に利用された古墳の一覧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 05:20 UTC 版)
都道府県の記載順は ISO 3166-2:JP に準じる。 関東地方 天子塚古墳 - 群馬県高崎市保渡田町に所在。武田軍の内藤昌豊が築城した保渡田城 丸墓山古墳 - 埼玉県行田市埼玉に所在。忍城の戦いの際に石田三成が陣を構えた。 滝之城横穴墓群 - 埼玉県所沢市に所在。滝の城。 中部地方 岩崎城古墳 - 愛知県日進市岩崎町市場に所在。岩崎城。 三ツ山古墳群 - 愛知県小牧市東田中に存在した。小牧・長久手の戦いの際に豊臣秀吉陣営の砦として利用され、田中砦と呼ばれた。 青塚古墳 - 愛知県犬山市青塚新町に所在。小牧・長久手の戦いの際に豊臣秀吉陣営の砦として利用され、青塚砦と呼ばれた。 近畿地方 茶臼山古墳 (長浜市) - 滋賀県長浜市東上坂町に所在。織田信長・徳川家康が陣として利用し龍ヶ鼻砦と呼んだ。 雪野山古墳 - 滋賀県近江八幡市新巻町・東近江市上羽田町・蒲生郡竜王町川守に所在。室町時代に雪野山城が建てられた。 今城塚古墳 - 大阪府高槻市郡家新町に所在。享保年間(1716-1736年間)にまとめられた『摂津志』に「今城陵在郡家村永禄中城営」とあり、城として利用されていた記述がある。 津堂城山古墳 - 大阪府藤井寺市津堂に所在。河内小山城。 岡ミサンザイ古墳 - 大阪府藤井寺市藤井寺に所在。 高屋築山古墳 - 大阪府羽曳野市古市に所在。高屋城が建てられ、戦国大名・畠山氏の本拠地として利用された。 河内大塚山古墳 - 大阪府松原市西大塚・羽曳野市南恵我之荘に所在。丹下城。 一津屋古墳 - 大阪府松原市一津屋町に所在。戦国時代に一津屋城となった。 貝吹山古墳 - 大阪府岸和田市池尻町に所在。久米田の戦いの際に三好実休が砦として使用した。 大仙陵古墳 - 大阪府堺市堺区大仙町に所在。国見城。堺城。 黒姫山古墳 - 大阪府堺市美原区黒山に所在。 黒塚古墳 - 奈良県天理市柳本町に所在。柳本城。 狐井城山古墳 - 奈良県香芝市狐井・良福寺に所在。中世から近世にかけて城砦として利用された。狐井塁と呼ばれていた。 恵解山古墳 - 京都府長岡京市に所在。山崎の戦い時の明智光秀本陣 中国地方 造山古墳 (岡山市) - 岡山県岡山市北区新庄下に所在。備中高松城の戦いで砦として二次利用された。 古墳が現存しない・発掘調査で判明しないなどの理由で確認できないもの。 誉田城 - 大阪府羽曳野市に存在した。歴史に名があるが、もととなった古墳とともに現存しない。また高屋城との混同も見られる。 大塚城 - 大阪府大阪市天王寺区茶臼山町に存在した。古墳だと言われているが古墳とも中世の城郭跡とも明確な結論がつけにくい構造となっている。 城ノ山古墳 (堺市) - 大阪府堺市北区百舌鳥西之町に存在した。西村砦の比定地説が有力。 定の山古墳 - 大阪府堺市北区百舌鳥梅町に存在した。東村砦の比定地説が有力。 深井城 - 大阪府堺市中区深井中町に存在した。歴史に名があるが、もととなった古墳とともに現存しない。 高木大塚城 - 兵庫県三木市別所町朝日ケ丘に存在した。三木城を攻める際に織田信忠が陣を構えた。 その他。石材の利用・弾薬庫・防空壕 馬越長火塚古墳 - 愛知県豊橋市石巻本町に所在。石室に使われた石材が吉田城に使用されたという噂がある他、太平洋戦争中には石室が弾薬庫として利用された。 重定古墳 - 福岡県うきは市浮羽町朝田に所在。石室を弾薬庫として利用。 安富古墳 - 福岡県安富天満宮境内に所在。防空壕として利用された。 ノムギ古墳 - 奈良県天理市佐保庄町に所在。防空壕・軍施設説が上がるような改装が行われていた。 二子塚古墳 - 大阪府池田市。防空壕として利用 乙塚古墳 - 岐阜県土岐市泉町久尻に所在。防空壕として利用された。 八幡観音塚古墳 - 群馬県高崎市八幡町に所在。防空壕を掘っていた時に発見された。 東赤坂古墳 - 高松市香川町浅野に所在。防空壕として使用された。 梶山古墳 - 鳥取県鳥取市国府町に所在。防空壕として使用された。
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