貝吹山古墳とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 貝吹山古墳の意味・解説 

貝吹山古墳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/07 23:50 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
貝吹山古墳
所在地 大阪府岸和田市
形状 前方後円墳
規模 約130m
テンプレートを表示

貝吹山古墳(かいふきやまこふん)は、大阪府岸和田市池尻町にある古墳。形状は大型前方後円墳。久米田古墳群を構成する古墳の1つ。

被葬者は明らかでないが、古墳時代前期の有力首長と考えられている。地元では、この橘諸兄の墓であると伝えられており、後円部頂には宝筐院塔が建てられていたが、現在は久米田寺境内に移築されている。[1][2]

古墳の概要

築造時期・被葬者

副葬品から考えて、この古墳は古墳時代前期後半にあたるとみられるが、細かな年代はわかっていない。

規模

全長約130m、後円部径約75m

墳形・周濠

後円部は3段築成で、1段目は地山を削り出して造られており、2段目3段目は盛り土で作られている。2段目平坦部には埴輪列がある。 周濠や陵橋は、1段目と同時に造られた。

副葬品

盗掘されていたため、本来の位置を残した副葬品は見つからなかったが、盗掘坑の埋土から、断片が見つかった。

現在の景観

墳丘は、16世紀頃に改造され、その後、久米田の寺の境内となった。周濠はため池として利用され、現在の景観が形成されている。

アクセス

JR阪和線久米田駅 徒歩10分

参考文献

  • 『久米田貝吹山古墳 第1~4次調査概報』 岸和田市教育委員会、1999年。

脚注

  1. ^ 『久米田古墳群発掘調査概要1』岸和田市教育委員会、1993年3月、p. 2
  2. ^ 『久米田貝吹山古墳 第1~4次調査概』岸和田市教育委員会、1999年

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「貝吹山古墳」の関連用語

貝吹山古墳のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



貝吹山古墳のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの貝吹山古墳 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS