坂折棚田とは? わかりやすく解説

坂折棚田(恵那市)

坂折棚田
出展日本の棚田百選

基 礎 諸 元 平均勾配 団地面積
1/7 14.0 ha

維持保全利活用状況
地形上の耕作条件悪さ農業就業者高齢化生産調整等の要因により、全耕地面 積の約27%が耕作放棄地となっている。このため景観配慮した圃場整備事業棚田保全事業等を導入し営農労力軽減農作業安全確保等を期待している。
棚田景観保全営農上の観点等を含め整備実施には学識経験者を」交え今後坂折集落活性化への検討計画している。

推薦項目  景観
推薦理由 国土保全急峻な地形位置しているが、土砂崩壊洪水流量増大による災害防止地域環境保全水資源のかん養等の役割果たしている。

景観本棚田は、1/7~1/4の急傾斜築かれ石積み棚田で、その80段以上ある棚田景観恵那市名所一つとなっている。

伝統・文化維持保全棚田石積みには、巨石や“水抜き”と呼ばれる石を組み合わせた暗渠含み当時石組技術水準の高さが忍ばれる。

田 の 概 況 枚 数 468 水 源 河川渓流含む)、湧き水
事業導入 法面構造 石積
開発起源 近世戦国江戸時代
営 農 の 状 況 対象農家 35   戸 10a収量 450 kg10a
戸当り営農規模 0.4 ha/戸        13 /戸
付加価値農業 特になし
特記事項有無 なし。

(注:この情報平成11年のものです)

坂折棚田

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/03 06:47 UTC 版)

笠置山から望む坂折棚田

坂折棚田(さかおりたなだ)とは、岐阜県恵那市中野方町にある、400年超の歴史を有する棚田(千枚田)である。

概要 

坂折棚田は、標高620.9メートルから446.0メートル(高低差174.9メートル)の位置にあり、468枚の水田を有する。畦の石積みは高さ1メートルから3メートルほどである。その斜度は1/3.8 - 1/7.5で平均斜度は1/7。灌漑用水が豊富で米と麦の二毛作ができたと伝えられている。坂折棚田は、戦国時代末期から江戸時代にかけて自然石を石積みして造られた棚田(千枚田)であり、付近の坂折集落は、大坂冬の陣の後に、美濃国加茂郡潮見村(現在の岐阜県加茂郡八百津町潮見)の山田惣左衛門の五男(忠左衛門)と六男(長左衛門)の入植に始まると伝わる。

保存活動

NPO法人恵那市坂折棚田保存会が、棚田オーナー制度による都市住民の農業体験、小中学校の生徒や企業の社員の農業体験、石積み塾の開催や各種ボランティア作業を行い、坂折棚田を中心とした里山の保全に努めている。なお、ここで収穫された米は坂折棚田米という名称で、恵那市内の数か所で販売されている。また、2009年以降、毎年5月30日に、田の神様灯祭りを開催している。

アクセス 

外部リンク 

座標: 北緯35度31分5.7秒 東経137度17分11.7秒 / 北緯35.518250度 東経137.286583度 / 35.518250; 137.286583




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