国民党独裁以降とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 国民党独裁以降の意味・解説 

国民党独裁以降

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 02:02 UTC 版)

本省人」の記事における「国民党独裁以降」の解説

しかし、1986年秋に一党独裁通してきた国民党政権野党民進党結成余儀なくされ、台湾政治民主化が始まる。1949年以降敷かれたままになっていた長期戒厳令解除され中国内戦期中国大陸選ばれた非改選議員大多数占めていた国会正常化し、1996年には総統直接選挙実施され2000年には遂に総統選挙結果により国民党から民進党へ政権交代実現したこうした民主化は、本省人側から見れば国民党独裁下で顧みられなかった土着言語土着文化への回帰すなわちエスニック・リバイバルといえる台湾最大の群族集団である福佬人の話す福佬語が「台湾語」と呼ばれるようになり、さらに選挙などでも盛んに使用されるようになり、国会で使用されるなど急速に地位高めている。そうなる客家人危機感をもって客家語復権などの文化運動展開することになったこのように近年では、台湾人各群族の要求多元主義的な文化政策ないし国民統合政策として次第定着しつつある社会迎えている。このような中、台湾人アイデンティティ肯定する動き強くなった。本省人先住民族文化言葉重要視されるようになり、小学校でも母国語教育始まり台湾語客家語先住民族言葉学習するチャンス増えた。また各民族それぞれの文化風習言葉子孫伝えてこうとする傾向強まっている。民族違いは若い年代ではあまり意味を持たなくなりつつある。外国人台湾人とりわけ一定の年代上の人々)とビジネスする場合面と向かって訪ねたりするのはやはり失礼だが、相手台湾人がどのルーツ知り、たとえば福佬人に対して台湾語一言二言話しかけたり客家人に対して客家料理ほめたりすると互いの距離がぐっと縮まるのも事実であるとされる

※この「国民党独裁以降」の解説は、「本省人」の解説の一部です。
「国民党独裁以降」を含む「本省人」の記事については、「本省人」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「国民党独裁以降」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「国民党独裁以降」の関連用語

1
6% |||||

国民党独裁以降のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



国民党独裁以降のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの本省人 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS