営業のパロマ、技術のリンナイとは? わかりやすく解説

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営業のパロマ、技術のリンナイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 22:53 UTC 版)

リンナイ」の記事における「営業のパロマ、技術のリンナイ」の解説

リンナイかつては技術志向メーカーと言われた。それは特に世界初となるセラミック素材使用遠赤外線バーナー「シュバンク」に代表される。また家庭用では従来平均的なサンマ2匹がやっととされていたガステーブルグリルを3匹まで収容可能とした「ジャンボグリル」(現在はそれ以上収容力一般的である)、後の家電メーカーによるオーブンレンジ先駆けてガスマイクロウェーブ加熱併用する電子コンベック」(コンビネーションレンジ)など、独創的かつ高い技術力背景とした製品開発行ってきた。 ただし、それは必ずしも先進的であるということ意味しない例えば、パロマ湯沸器死亡事故問題となったFE式湯沸器も、問題機種本体内に排気ファン収納していたのに対し同時期のリンナイ製品は、本体上方シルクハット形の排気扇別に取り付けていた。発売当時外観不恰好さや取り付けスペース制約から、リンナイ製はパロマ製に比べて不評であったリンナイパロマは同じ愛知県名古屋市企業で、パロマ創業の方が先ということもあり、長くリンナイにとってパロマライバルというより追いつくべき目標であった1980年代中頃まで、リンナイ積極的な営業にはそれほど注力しておらず、販売店任せ傾向があった。しかしながら、その技術志向同じく技術屋志向が高いLPガス供給事業者従業員によって評価され徐々にパロマとの差を縮めて行った1990年代のエコロジーブーム、さらにバブル崩壊影響しガス器具にも高度な省エネルギー技術求められ始めると、リンナイ俄然市場有利になった。この頃からCMにも著名人積極的に使うなど、営業にも力を入れるようになって来た。家庭用ガステーブルではほぼ独走の状態となり、業務用機器でもパロマ遠赤外線バーナー早期開発できなかったこともありリンナイ優位に傾き始めた。そして先述パロマ給湯器による死亡事故に絡む不祥事から、長年パロマ牙城であった給湯器部門でも完全に逆転し日本におけるガス機器総合メーカーではトップとなっている(因みにパロマ海外での売り上げ注力している故、国内への対応に消極であった)。 ドイツ自動車部品メーカーボッシュが、大株主一時期筆頭株主だったこともある。現在でもノーザン・トラストドイツ銀行など海外投資家主要株主名を連ねている。

※この「営業のパロマ、技術のリンナイ」の解説は、「リンナイ」の解説の一部です。
「営業のパロマ、技術のリンナイ」を含む「リンナイ」の記事については、「リンナイ」の概要を参照ください。

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