名称の決定
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上述の欧州理事会で新通貨の名称が決定されるまで、多くの案が議論された。有力な案に「ヨーロッパ・フラン」があったが、フランのスペイン語表記である Franco がフランシスコ・フランコを連想させるために却下された。このほかにも「ヨーロッパ・クローネ」や「ヨーロッパ・ギルダー」といった案が出されていた。既存の通貨の名称を使うことで通貨としての連続性を示し、また新通貨に対する市民の信頼を固めようとした。さらに、一部の加盟国には従来の通貨の名称を残したいという希望があった一方で、決済通貨として使用されていた ECU(エキュもしくはエキュー) の名称がふさわしいと考える国もあった。しかしこれらの名称案はそれぞれに対して反対する国があり、特にイギリスは多くの名称案に反対して、いずれも採用されなかった。名称が定まらない中、ドイツの連邦財務相テオドール・ヴァイゲルは「ユーロ」という名称案を提示した。 通貨単位としてユーロという名称が刻まれた硬貨は、確認できる限りでは1965年に初めて鋳造されている。また1971年にはオランダで、ユーロと刻まれた硬貨の見本が製造されている。この見本ではユーロの先頭の文字がCに波線が引かれたものとなっていた。またその周囲にはラテン語で EUROPA FILIORUM NOSTRORUM DOMUS(日本語試訳:ヨーロッパはわれらの子たちの家である)と刻まれていた。
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名称の決定
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「エゾナキウサギの発見」の記事における「名称の決定」の解説
学名命名 岸田久吉は機関誌『LANSANIA』(Vol.2, No.13, 1930年4月29日 刊)に「Diagnosis os a New Piping Hare from Yeso」と題した論考を発表し、発見された新種の動物の学名をOchotona yesoensis、和名を「エゾハツカウサギ」(蝦夷廿日兎)とした。同年5月、犬飼哲夫と島倉享次郎が『Transactions of the Sapporo Natural History Society』(Vol.11)に「On Ochotona, a New Rodent Unrecorded from Hokkaido - 新に北海道に発見されたるナキウサギに就て」を発表し、学名をOchotona sp.、和名を「なきうさぎ」とした。学名の命名は早く名付けられた名称を使用することになっているのだが、北海道の「なきうさぎ」は1811年(文化8年)にペーター・ジーモン・パラスが命名したナキウサギOchotona hyperboreaと同種と判断されたため、1930年(昭和5年)に岸田が命名したOchotona yesoensisは種名としては採用されず、エゾナキウサギの種名はOchotona hyperboreaとなった。しかし亜種名はOchotona hyperborea yesoensisとなった。 アイヌ語の名称 アイヌ語でのエゾナキウサギの名称は不明である。 俗称 エゾナキウサギの俗称は節「発見までの経緯」で前述したように「ゴンボネズミ」である。
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