名称の歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 05:14 UTC 版)
もともと自然を対象とした知の探求は「自然哲学」(ラテン語: philosophia naturalis、英語: natural philosophy)と呼ばれ、それに携わる人々は1800年ごろでもnatural philosopher「自然哲学者」やsavan「知者」などと呼ばれていた。だが、philosophyの名で呼ばれていた知識一般の中から、独自の性質を持つ知が生まれたと認知され、その知を呼ぶのにラテン語scientia、英scienceの名称が用いられるようになったことや、その知を探求する専門家集団が自らの存在を他の集団と区別して語り始めたことを反映して、1834年にウィリアム・ヒューウェルがscientiaから派生させる形でscientistという語を造語、scienceに携わる人々をscientist(サイエンティスト)と呼ぶことを提案した。それが定着し現在に至っている。
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