各地の伝承・伝説・俗信とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 各地の伝承・伝説・俗信の意味・解説 

各地の伝承・伝説・俗信

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 02:17 UTC 版)

白蛇」の記事における「各地の伝承・伝説・俗信」の解説

北海道鹿追町では、「白蛇姫」の伝承があり、要約すると、かつてアイヌ語でクテクウシと呼ばれていた頃、飢饉起こり多くの人がコタンを去る中、残った人々カムイ祈り、皆が眠った際、夢の中女神現れ白蛇使いとして出すから後を追いなさいというお告げを受け、目を覚ますと皆同じ夢を見た証言するその後白蛇の後を追い、困難を乗り越えた末、然別湖辿り着くと、ザリガニ大漁釣り飢饉から救われた(鹿追町HP歴史・文化伝承」内で物語見られる)。 茨城県ひたちなか市勝田地区伝承では、「天王様使いであり、いじめたり、殺すと金使い荒くなり、病気になるため、いじめてはいけない」、「仏の魂であり、家の神様で、吉凶の際、現れる」、「お稲荷様使いで、どばっだという池の飲んで帰った」、「青大将変身で、殺すと祟られる、足を折った際になかなか治らず易者に、長虫古語)に祟られていると診断された」などの伝えがある。 富山県では、「白蛇土蔵の神であり、殺してならない」とする。 奈良県天理市南六条伝説では、「観音堂があり、毎月17日観音講があったが、寒中詠歌33番をあげて堂の付近でとんどをした。すると白蛇土中から現れたため、とんど火の中へ放り込んだ。その翌日もとんどしていると、また同じ白蛇現れたため、再度火に放り込んだその昔、よく腹痛起こす女性がいて、観音様信仰し断髪して、一生男装暮らした。そして田3反を献納し慶法尼と名乗ったこの女営みをしないから、その祟り白蛇化けて出てくるのだというので、石塔刻み供養をした。9月18日命日として営み続けている。ある夜、観音講つとめていると、観音様の首の周り3回ぐるりと白蛇回った詠歌止めて般若心経唱える頭上上がりは赤い針を出してのぞいたしばらくして姿を消したが、その日は何年目かの命日であった。」。 奈良県香芝市五位堂では、「昔、定井家屋敷白い蛇住んでいたが、ある日捕まえてトウシ押さえておいた。翌朝見ると逃げていなかった。白い蛇は神さんだから自由に抜けられたのだという」。 和歌山県高野山では、「美しい女性に化けて男を誘惑しになった男をコウモリ、馬や牛に変えてしまう」。 高知県幡多郡では、「ある家で味噌中に白蛇がいて、味噌をいくら使っても減らなかったため、その白蛇を家の宝とした」。 この他俗信として、秋田県では、「出会う災難が続く」、奈良県では、「殺すとその魂が夜に出て、首に巻き付く」、愛知県では、「白蛇を見ると死ぬ・祀ると福がある」、紀伊北部では、「白蛇にはさわるな」などがある。 多く場合、殺すなと戒めているが、前述天理市伝説白蛇繰り返し、火に放り込んだ)の場合、とんど火という宗教行事浄化火)が関係している。

※この「各地の伝承・伝説・俗信」の解説は、「白蛇」の解説の一部です。
「各地の伝承・伝説・俗信」を含む「白蛇」の記事については、「白蛇」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「各地の伝承・伝説・俗信」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「各地の伝承・伝説・俗信」の関連用語

1
10% |||||

各地の伝承・伝説・俗信のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



各地の伝承・伝説・俗信のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの白蛇 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS