叡尊自筆書状とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 文化 > 国指定文化財等データベース > 叡尊自筆書状の意味・解説 

叡尊自筆書状〈四月十日/法花寺宛〉

主名称: 叡尊自筆書状〈四月十日法花寺宛〉
指定番号 110
枝番 00
指定年月日 1987.06.06(昭和62.06.06)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 古文書
ト書
員数 1巻
時代区分 鎌倉
年代
検索年代
解説文:  叡尊法華寺宛てた書状である。内容法華寺の大尼慈善からの書状対す返事で、仏道専念すべきことを指示するとともに尼衆老若和合して学問勤行励んでいることをたたえ、興法利生のために修学することの必要性説いている。また、叡尊自身については、「のほり」の時期を夏以降にと考えており、教化活動の成果をあげた後に帰洛するつもりであるから、たとえ遅くなろうとも余念なく修行するよう尼衆に伝えてほしいと述べている。
 この書状は、日付四月十日とあるのみで年紀明らかでないが、文中に「ふたたひ御ふミまいらせ候き」とあり、二度目のものであること、叡尊鎌倉滞在中の弘長二年(一二六二)三月十九日法華寺にあてた自筆書状西大寺、<建長元年一二四九)>三月二十一日書状とともに重要文化財)と署名極めて類似し内容について相通ずる点があるほか、慈善三月十日書状開封するのに四月三日日時を費していることなどから、おそらくは弘長二年四月十日に、三月十九日書状続いて鎌倉より法華寺慈善にあてて書かれたものと思われる
 なお、紙背には『理趣経』の摺写の痕跡があって、その経文西大寺二通書状紙背連続しており、叡尊没後消息経として供養あてられたものと認められる
 本書状は、伝存稀れな叡尊自筆書状として注目され叡尊法華寺の関係を明らかにするなど、歴史上にも価値が高い。

叡尊自筆書状〈三月十九日、同廿一日/法花寺宛〉(二通)

主名称: 叡尊自筆書状〈三月十九日、同廿一日法花寺宛〉(二通
指定番号 597
枝番 00
指定年月日 1973.06.06(昭和48.06.06)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 古文書
ト書
員数 2巻
時代区分 鎌倉
年代
検索年代
解説文:  両通とも、叡尊一二〇一~一二九〇)が法花寺にあてた自筆書状である。第一通は、弘長二年(一二六二)叡尊鎌倉滞在中の消息伝えたもので、末に「叡尊」の自署と「法花寺」の充所がある。第二通は洛西嵯峨在留中の動向伝え叡尊建長元年一二四九)三月嵯峨清凉寺釈迦像を模作させていた折のものかと推測される。両通とも紙背理趣経の摺写があり、もと法華寺伝来し叡尊滅後消息経として供養あてられたものである。共に叡尊事蹟明らかにして史料的にも価値が高い。
重要文化財のほかの用語一覧
古文書:  印章  印章  叡尊自筆書状  叡尊自筆書状  古文書大手鑑  古文書手鑑  古文書手鑑


このページでは「国指定文化財等データベース」から叡尊自筆書状を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から叡尊自筆書状を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書から叡尊自筆書状を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「叡尊自筆書状」の関連用語

叡尊自筆書状のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



叡尊自筆書状のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
文化庁文化庁
Copyright (c) 1997-2024 The Agency for Cultural Affairs, All Rights Reserved.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS