反芻胃とは? わかりやすく解説

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はんすう‐い〔‐ヰ〕【反×芻胃】

読み方:はんすうい

反芻類のもつ胃。ふつう四つの室に分かれ飲み込んだ食物を第1胃(こぶ胃)・第2胃(蜂の巣胃)に一時蓄えて共生微生物によるセルロース分解がなされ、再び口に戻してからかみ下す第3胃(重弁胃)・第4胃(皺胃(しわい))に入って消化なされる


反芻

(反芻胃 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/11 18:27 UTC 版)

反芻(はんすう、rumination)は、偶蹄目草食動物の多くが行う食物の摂取方法。


出典

  1. ^ Matsuda I, Murai T, Clauss M, Yamada T, Tuuga A, Bernard H, Higashi S.Regurgitation and remastication in the foregut-fermenting proboscis monkey(Nasalis larvatus). Biol Lett. 2011 Mar 30. 外部リンクも参照のこと
  2. ^ 西川大志, 松永美希, 古谷嘉一郎、「【原著論】反すうが自動思考と抑うつに与える影響」 『心理学研究』2013年 84巻 5号 p.451-457, doi:10.4992/jjpsy.84.451

注釈

  1. ^ ラクダ類より、反芻をしないイノシシ類やカバ・クジラ類の方が反芻類により近い関係にある。
  2. ^ 従来、偶蹄類中でも反芻亜目とラクダ亜目はどちらも反芻をすることから特に近縁と考えられていた。
  3. ^ この過程はシロアリが木を消化するのと同じである。
  4. ^ シロアリの多くの種では体外共生菌を通して利用される。
  5. ^ 反芻動物はそれらを吸収し、好気呼吸の基質とすると共に脂肪などの再合成を行う。
  6. ^ 哺乳類が消化吸収できる成分は反芻胃で共生微生物が事実上すべて利用してしまっている。
  7. ^ あくまで宗教上の定義であって、実際のウサギやイワダヌキは食べた物を胃から口へ戻す能力を持たない。
  8. ^ 反芻(反すう)思考、ぐるぐる思考とも呼ばれている。


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