医薬品への応用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 21:17 UTC 版)
「インターロイキン-6」の記事における「医薬品への応用」の解説
トシリズマブ(英:Tocilizumab)はヒト化抗IL-6受容体モノクローナル抗体であり、IL-6と受容体(膜結合型、分泌型)との結合を阻害する。世界初のIL-6阻害剤として開発された抗リウマチ薬トシリズマブは商品名アクテムラ(Actemra、中外製薬)としてすでに日本国内でも承認されており、関節リウマチやキャッスルマン病等の疾患に対して適応がある。2008年の発売以来7年間の売上高は1000億円以上である。 サリルマブ(英:Sarilumab)は2017年1月に国際誕生したヒト型抗ヒトIL-6受容体モノクローナル抗体で、既存治療で効果不十分な関節リウマチに適応があり、商品名ケブザラ(KEVZARA、サノフィ、旭化成ファーマ)として2018年2月に日本国内でシリンジ製剤が発売となった。同年11月にはオートインジェクターが薬価収載され、自己注射(在宅自己注射指導管理料の算定対象)も可能となった。
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医薬品への応用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/04/27 06:13 UTC 版)
ベンゾチアゼピンの一種であるジルチアゼムは、ベラパミルとジヒドロピリジンの中間の性質を持つカルシウム拮抗剤である。プリンツメタル狭心症等の異型狭心症の治療に用いられる。(詳細はカルシウム拮抗剤#ベンゾチアゼピン系を参照。) ジベンゾチアゼピンの一種であるクエチアピンは、向精神薬の一つであり、非定型抗精神病薬と呼ばれるメジャートランキライザーである。 チアゼピン環を有する医薬品の例 ジルチアゼム。中央の七員環が1,4-チアゼピンである。 クエチアピンの構造式。
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医薬品への応用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/07/22 09:28 UTC 版)
詳細は「セファロスポリン」を参照 第2次世界大戦終結から間もない1940年代後半、イタリア・サルジニア島にて採取されたセファロスポリウムから、チフス菌などに薬効を有する抗生物質セファロスポリンが発見された。1928年に発見されている世界初の抗生物質ペニシリンと比べて酸に対する安定性が高く、また服用後に於ける重篤なアレルギー症状の発現頻度が低いこともあって、いち早く実用化されたペニシリンを置き換える存在となった。
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医薬品への応用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 09:45 UTC 版)
「インターロイキン-2」の記事における「医薬品への応用」の解説
免疫抑制剤であるタクロリムス (FK506) およびシクロスポリンはT細胞におけるIL-2産生を抑制する。これらの薬物は細胞内のシクロフィリンおよびFK506結合タンパク質 (FKBP) に結合し、薬物-タンパク質の複合体がカルシニューリンに結合する。すでに述べたようにカルシニューリンはIL-2の転写調節において重要な分子であり、この機構によりカルシニューリン依存的な転写因子NFATの脱リン酸化が抑制され、結果として免疫抑制作用を発現する。これらの医薬品は主に臓器移植後における拒絶反応を抑制する目的で用いられる。また、ステロイド系抗炎症薬もIL-2の産生抑制作用を有する。さらに、ダクリズマブ(英: Daclizumab)は抗IL-2受容体モノクローナル抗体であり、免疫抑制作用を示す。
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