医薬品への可能性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/21 02:50 UTC 版)
「ツクバネカズラ科」の記事における「医薬品への可能性」の解説
ツクバネカズラ属に関して、科学的関心が飛躍的に高まっている。 カメルーンで発見されたAncistrocladus korupensisには、HIVに対して非常に効果がある物質が含まれているとアメリカ国立がん研究所から発表された。その植物の成熟した葉に含まれるmichellamine Bは、ヒト免疫不全ウイルスによる培養リンパ球を阻害するという抗HIVの活性を示し、エイズの治療に役立つかと見られている。また、同種の植物からkorupensamine Eが抽出され、それは、抗マラリアの活性を示した。 Ancistrocladus abbreviatus は、発熱と麻疹に対する治療として、ガーナの伝統医療で使用されている。有効成分はこの植物から抽出されたancistrobrevine Dというアルカロイドである。 Ancistroclineは、Ancistrocladus tectorius から取り出されたアルカロイドであり、それは赤痢の治療に使用される。
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