医薬分業とは? わかりやすく解説

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いやく‐ぶんぎょう〔‐ブンゲフ〕【医薬分業】

読み方:いやくぶんぎょう

医師診察して処方箋(せん)を書き薬剤師はそれによって調剤すること。また、その制度


医薬分業

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/04 22:54 UTC 版)

医薬分業(いやくぶんぎょう)とは、患者の診察、薬剤の処方を医師または歯科医師が行い、医師・歯科医師の処方箋に基づいて、調剤や薬歴管理、服薬指導を経営的に独立した存在である薬剤師が行うという形でそれぞれの専門性を発揮して医療の質の向上を図ろうとする制度[1]。歴史上の経緯から医師が経営する病院、診療所と薬剤師が経営する薬局が独立した存在であるものを医薬分業と言い、院内処方などは医薬分業ではないとされる[2]


注釈

  1. ^ たとえば、神経内科医が末梢神経障害治療のためにメコバラミンビタミンB12)を主成分とする「メチコバール錠0.5mg」(22.70円/1錠/エーザイ株式会社製)を処方(1日3回服用30日)した場合、院内薬局での薬価は2043円/月となるのに対し、院外薬局で後発薬の「ノイメチコール錠0.5mg」(6.10円/1錠/寿製薬株式会社製)を買うと薬価は549円/月となり、院内薬局よりも1494円薬価は安くなる。

出典

  1. ^ a b c 薬と健康の豆知識 23 医薬分業ってどんなことですか エルドメットエーザイ
  2. ^ 第95回薬剤師国家試験過去問題集 問104 メディセレ教育出版, ISBN 9784904325834
  3. ^ “14. Separation of Pharmacy and Medicine”. ワシントン州立大学. (1965年). http://www.pharmacy.wsu.edu/history/A%20History%20of%20Pharmacy%20in%20Pictures.pdf 2015年6月17日閲覧。 
  4. ^ 安江政一 『西欧における医薬分業成立の背景』薬史学雑誌、1977年、7-14頁。 
  5. ^ ドイツ、高い薬局の独立性‐現地で開局した日本人が解説 2015年06月03日(水) アイデムエキスパート ファーマシストマガジン,薬事日報[リンク切れ]
  6. ^ Kobayashi Medical Clinic 医療情報[リンク切れ]
  7. ^ おさらいしようリフィル処方箋のメリットデメリット 薬キャリ+
  8. ^ 日本薬学の始祖 長井長義(CHEMISTRY & CHEMICAL INDUSTRY Vol.67-7、July 2014)、渋谷雅之、化学遺産の第5回認定2 認定化学遺産 第024号
  9. ^ 「日本医師会幹部総退陣か!サムス准将から叱られる」『日本経済新聞』昭和25年7月12日3面
  10. ^ a b Yahoo!ニュースBusiness 「患者のことを考えたら病院敷地内に薬局の設置を 不便で手間がかかる院外処方、調剤費用も膨らむばかり」JBpress 2015/6/1 12:14 多田 智裕
  11. ^ 「患者のための薬局ビジョン」~「門前」から「かかりつけ」、そして「地域」へ~ を策定しました 厚生労働省報道発表資料 平成27年10月23日
  12. ^ “アメリカの薬屋さんレポート”. エスエス製薬. (2011年7月). http://www.ssp.co.jp/pharmacy/world/us/ 2015年6月16日閲覧。 
  13. ^ “ドラッグストアでできる予防注射”. 朝日新聞の医療サイトアピタル. (2013年1月24日). http://apital.asahi.com/article/msk/2013012200003.html 2015年6月16日閲覧。 
  14. ^ “医薬分業と薬剤費減少が相関‐薬剤師の技術料上回る効果”. 薬事日報. (2015年6月15日). http://www.yakuji.co.jp/entry44165.html 2015年6月16日閲覧。 
  15. ^ a b c d e f g h i 薬剤師 新・国試がわかる本2016⑧法規制度倫理 p352-353編集:「国試がわかる本」編集委員会 発行:TECOM 発売:医学評論社
  16. ^ “小児科 無資格で調剤疑い”. 中日新聞. (2015年3月6日). http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20150309131319482 2015年6月16日閲覧。 
  17. ^ 医薬分業は、廃止すべきだ 井上晃宏(医師、薬剤師) アゴラ 言論プラットフォーム 2010年3月24日閲覧



医薬分業

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 02:38 UTC 版)

宮道悦男」の記事における「医薬分業」の解説

日本における医薬分業を積極的に推進したことで知られている。日本薬剤師会分業実施対策本部では本部長就任し1966年昭和41年6月14日から同年6月15日にかけての合同会議にて「医師会連携して分業達成目標3年とし、受け入れ体制整備する」とぶち上げた

※この「医薬分業」の解説は、「宮道悦男」の解説の一部です。
「医薬分業」を含む「宮道悦男」の記事については、「宮道悦男」の概要を参照ください。

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