北部/リヴァーランドにおいて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 01:00 UTC 版)
「剣嵐の大地」の記事における「北部/リヴァーランドにおいて」の解説
リヴァーランにおいて、キャトリン(ケイトリン)・スタークは、捕虜となっていたジェイミー(ジェイム)・ラニスターに、釈放する代わりに娘たちを解放する取引をもちかける。ジェイミーは同意し、ブライエニー(ブリエンヌ)とクレオス・フレイに付き添われて南に向かう。ジェイミーとブライエニーは、現在はルース・ボルトンに雇われている、〈勇武党〉(〈勇敢組〉)として知られる傭兵たちに待ち伏せを受け、ハレンの巨城(ハレンホール)に連行される。傭兵隊長のヴァーゴ・ホウトはジェイミーの右手を切り落とし、ジェイミーはキングズランディングに送られる。捕虜として無価値なブライエニーは傭兵たちの慰み者として残されるが、ジェイミーが戻って来て救い出す。 ロブの軍は西部でラニスター家の軍を打ち破った後、リヴァーランに戻る。ロブはフレイ家の娘との婚約を反故にして、ラニスター家の旗主の娘であるジェイン・ウェスタリングを妻として連れ帰る。ロブの軍勢はタイレル家の旗主(旗手)ランディル・ターリー公とサー・グレガー・クレゲインに挟まれて不利な状況にあり、グレイジョイ家は北部のロブの領土を手中に収める。ジェイミーの解放に怒ったリカード・カースターク公は捕虜のラニスター家の少年を殺し、ロブはこれを咎めてカースターク公を斬首に処す。その結果、カースターク家の大軍はロブのもとを離れる。追い込まれたロブは北部に戻るため、グレイジョイ家から要塞ケイリン(モウト・ケイリン)を取り戻す計画を練るが、怒らせてしまったフレイ家の軍勢を必要とする。リヴァーランの領主ホスター・タリー公が死去し、キャトリンの弟エドミュアが後を継ぐ。 アリア・スタークの仲間は、ベリック・ドンダリオン公と赤い司祭(紅い祭司) ミアのソロスに率いられた、〈旗標なき兄弟団〉(〈旗印のない結社〉)に出会う。〈旗標なき兄弟団〉は、もともとはラニスター家の侵略と戦うために送られ、今は戦に踏みにじられたリヴァーランドの平民たちを守ろうとする集団である。〈旗標なき兄弟団〉はサンダー・クレゲインを捕える。サンダーは決闘裁判の機会を与えられ、ベリックを殺すが、ソロスは神ル=ロール(ルラー)の力を呼び起こしてベリックを蘇らせる。アリアは逃げだすが、待ち伏せていたサンダー・クレゲインに捕まる。クレゲインはアリアを家族に送り届けて身代金を得ることにし、双子城に向かう。 ロブの軍勢は双子城に近づく。エドミュアがフレイ家の娘と、そしてアリアがフレイ家の孫と結婚するという条件で、フレイ家はロブの婚約破棄を許すことに同意する。婚儀の最中、エドミュアが床入りの儀式に向かった後、楽師を装ったフレイ兵たちが弩でスターク家側の出席者に矢を放ち、スターク家の旗主のボルトン家はフレイ家と謀り、北部人たちを殺戮する。キャトリンは喉を切り裂かれて裸で川に投げ込まれる。ロブはルース・ボルトンに刺殺された後に首をはねられ、その胴体には射殺されたロブの大狼グレイウィンドの頭が縫いつけられる。多くの北部人が殺されるか囚われとなる。 〈釁られた婚儀〉(〈血染めの婚儀〉)として知られるこの惨劇が起きていたころ、アリアとサンダーは双子城に着き、凶事を知る。サンダーは危険を感じ、城に入ろうとするアリアを殴って気を失わせ川下に運ぶ。夢の中でアリアは長く離れ離れとなっている大狼ナイメリアになって、水に浮かぶ女の骸を見つけ、キャトリンが死んだとサンダーに告げる。アリアとサンダーは、サンダーの兄グレガー・クレゲインの家来たちに出くわし、サンダーは傷を負う。傷は化膿し、アリアはサンダーを置き去りにして立ち去る。アリアは自由都市ブレーヴォス(ブラーボス)から来た船を見つけ、ジャクェン・フ=ガー(ジャケン・フガー)からもらったコインを差し出し、教えられた言葉を話す。船長はアリアの乗船を承諾し、ブレーヴォスに向けて船は出港する。
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