北の秋伝説【キタノアキデンセツ】(草花類)
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登録番号 | 第6826号 |
登録年月日 | 1998年 10月 27日 | |
農林水産植物の種類 | りんどう | |
登録品種の名称及びその読み | 北の秋伝説 よみ:キタノアキデンセツ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2004年 10月 28日 | |
品種登録者の名称 | 有限会社奥羽石川農園 | |
品種登録者の住所 | 岩手県和賀郡沢内村大字大野第10地割28番地の1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 石川紘一 石川清和 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,育成者所有の育成系統どうしを交配して育成された交雑品種であり,花は内面上部が明青紫色,内面中部が淡青紫色,外面が明青紫色で,切花向きのかなり晩生種である。 植物体の形状は直立性,草丈は90~119㎜である。茎の直径は5.0~7.9㎜,横断面の形状は4稜形,上部の色は緑,着色程度は多,下部の色は緑,着色程度は多である。1節側枝発生数は9~12,2節以上の側枝発生数は13~18,1節側枝発生位置は上部~中部である。葉長は7.0~9.9㎝,葉幅は2.0~2.9㎝,葉身の形状は披針形,葉表面の色は濃緑,着色程度は無,裏面の色は淡緑,着色程度は無である。花房のつき方は茎頂~下位節に群生,開花の順序は中部より,頂部の着花数は5~8,茎当たりの総花数は70~89である。花冠の形状は鐘形,長さは5.0~5.9㎝,直径は1.6~1.9㎝,先端の直径は3.0~3.9㎝,転回は外反転,花冠内面上部の色は明青紫(JHS カラーチャート8004),内面中部の色は淡青紫(同8002),外面の色は明青紫(同8004),内面上部の斑点は中,内面中部の斑点は少,外面の斑点は少,外面の縞模様の有無は有である。花冠裂片の長さ及び幅は10~11㎜,形状はⅣ型である。がくの裂片数は5,形状は披針形,そろいは斉,がく筒の形は筒状である。開花期はかなり晩で,育成地(岩手県和賀郡沢内村)では9月下旬である。 「アルビレオ」及び「アルタ」と比較して,2節以上の側枝発生数が多いこと,葉身の形状が披針形であること,開花の順序が中部よりであること,花段数が多いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,育成者のほ場(岩手県和賀郡沢内村)において,昭和62年にスカブラ系(白色)から選抜育成した系統を母系とし,60年にエゾリンドウ系(白色)から選抜育成した系統を父系とし,平成3年に組合せ検定を行い,以後,特性の調査を継続し,6年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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