北の宝【キタノタカラ】(草花類)
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登録番号 | 第6158号 |
登録年月日 | 1998年 3月 9日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 北の宝 よみ:キタノタカラ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2001年 3月 12日 | |
品種登録者の名称 | 宮野喜久夫 | |
品種登録者の住所 | 静岡県浜松市呉松町3693番地の1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 宮野喜久夫 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「風の里」に「秀月」を交配して育成されたものであり,花は明緑黄色のやや大輪で,切り花向きの品種である。 草型は直立性,草性は高性,開花時の草丈は中である。茎の太さは6.0~7.9㎜,色は紫褐,強さは強,縦じわは高,稲妻型屈曲は無,節間長は10~19㎜である。葉身長は75~99㎜,葉幅は50~74㎜,基部の形は平,先端部分の形は尖,一次欠刻は0.30~0.69,二次欠刻の程度は中,欠刻底部の形は中間,葉裂片縁部の重なりは平行する,表面及び裏面の色は緑,光沢度は低,厚さは中,たく葉の有無は全体的にある,分布状態は主に両側,形は2深裂する,大きさは小である。つぼみの形は丸,花の大きさは110~149㎜,舌状花の重ねは5列以上で露芯しない,舌状花数は200~399である。管状花数は10~49,分布は集中,全長は8.0~8.9㎜である。花弁の形は舟底弁,先端の形は尖る,外花弁及び内花弁の反り方は内曲,花弁の長さは70~89㎜,幅は10.0~14.9㎜,外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2705),裏面の色は浅緑黄(同2703),外花弁の角度は平,花の中心部の色は外弁と同色である。花たくの形は平らなドーム状,総ほうの大きさは30~39㎜,総ほう部から花頂部までの高さは50~59㎜,花首の長さは40~59㎜,季咲きの開花期は秋で,育成地(静岡県浜松市)における自然開花期は11月上旬である。 「風の里」と比較して,茎の色が紫褐であること,葉の基部の形が平であること,外花弁の表面の色が明緑黄であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成元年に出願者のほ場(静岡県浜松市)において,「風の里」に「秀月」を交配して得られた実生の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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