北のパイオニア1号【キタノパイオニア1ゴウ】(林木)
![]() |
登録番号 | 第11940号 |
登録年月日 | 2004年 3月 9日 | |
農林水産植物の種類 | からまつ | |
登録品種の名称及びその読み | 北のパイオニア1号 よみ:キタノパイオニア1ゴウ |
|
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人林木育種センター | |
品種登録者の住所 | 茨城県多賀郡十王町大字伊師3809番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 飯塚和也、河野耕藏 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、グイマツ精英樹「留萌1号」にカラマツ育種母材「諏訪14号」を交配して育成された交雑品種であり、単幹状、通直で成長が早く、耐鼠性及び耐兎性が高い一般造林事業用品種である。樹形は単幹状、幹の通直性は直、真円性は正円である。心材の色は白茶、辺材の色は白黄、回旋木理は中である。樹皮の色は褐、厚さは薄、剥離は細かいである。枝の太さは太、長さは長、岐出角度は大、枝付密度は密、1年生枝の有毛性は全面疎毛、色は茶である。短枝葉の長さは中、夏葉の色は濃緑、黄葉の色は黄褐、黄葉期及び落葉期は中である。冬芽形成期は中、芽の有毛性は平滑、球果の形は楕円形、大きさは小、種鱗数及び種鱗開出角度は中、種鱗の反曲は小、形は卵形・凹頭、種子の大きさは極小である。成長性は早である。耐寒性は強、耐湿性は中、耐鼠性及び耐兎性は強、先枯れ病抵抗性及び落葉病抵抗性は中である。「東演1号」及び「グリーム」と比較して、枝が長いこと、芽の有毛性が平滑であること、種鱗の反曲が小さいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、グイマツ精英樹「留萌1号」を母系とし、カラマツ育種母材「諏訪14号」を父系とする交雑品種であり、昭和60年に北海道林木育種場(現独立行政法人林木育種センター北海道育種場)(江別市)において、交配組合せ検定試験を実施し、62年から特性の調査を行い、平成12年に目標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。 |
- 北のパイオニア1号のページへのリンク