北の輝【キタノカガヤキ】(野菜)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7649号 |
登録年月日 | 2000年 2月 4日 | |
農林水産植物の種類 | いちご | |
登録品種の名称及びその読み | 北の輝 よみ:キタノカガヤキ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 沖村誠、五十嵐勇 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「ベルルージュ」に「Pajaro」を交配して育成されたものであり,果実は鮮赤色で極硬く,成熟期が極晩生の寒冷地の露地栽培に向く品種である。草姿は中間,草勢及び草丈は中,分げつの多少はやや少,ランナー数は中である。葉色は青緑,葉の形状は平面,厚さ及び葉数は中,葉柄の太さはやや太である。果皮の色は鮮赤,果形は球円錘,果実の大きさはかなり大,果肉色は鮮紅,果心の色は淡赤,果実の光沢はかなり良,果実の溝は極少である。花の大きさはやや小,花弁の色は白,花房当たりの花数は中である。果実の硬さは極硬,無種子帯はほとんどなし,そう果の落ち込みはやや飛び出し,そう果のアントシアニン着色は淡,そう果数は中,果実の香りは少である。季性は一季成,開花始期及び成熟期は極晩,開花位置は葉より上,可溶性固形分含量はやや高,酸度はやや低,日持ちはかなり長である。「ベルルージュ」と比較して,果形が球円錘であること,果実が硬いこと,開花始期が遅いこと等で,「盛岡16号」と比較して,果形が球円錘であること,果実が硬いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成2年に野菜・茶業試験場盛岡支場(岩手県盛岡市)において,「ベルルージュ」にアメリカ合衆国より導入した「Pajaro」を交配し,その実生の中から選抜,以後,4年から系統選抜及び生産力検定試験,6年から特性検定及び系統適応性検定試験を実施し,7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「イチゴ盛岡28号」であった。 |
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