北宰相【キタサイショウ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第5005号 |
登録年月日 | 1996年 3月 18日 | |
農林水産植物の種類 | しゃくやく | |
登録品種の名称及びその読み | 北宰相 よみ:キタサイショウ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 国立衛生試験所 | |
品種登録者の住所 | 東京都世田谷区上用賀1丁目18番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 畠山好雄 熊谷健夫 香月茂樹 本間尚治郎 石崎昌吾 三浦忠一 澤井清道 山岸喬 西澤信 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は出願者所有の実生集団から選抜,育成された固定品種であり,花形は一重咲き,花の大きさはやや小,花色は白,ペオニフロリン含量が高い早生品種である。 草型は直立性,草丈はやや低である。茎の太さはやや細,どん芽の色は赤,芽立数は多,分枝性は少,節間長は中である。複葉の形は2回3出,小葉の形は丸葉,葉縁の波打ちは無,葉の大きさは中,葉色はやや濃,葉先の垂れは立ちである。花形は一重咲き,花の大きさはやや小,開花始時及び満開時の花色は白(JHS カラーチャート-01),ぼかしの有無は有,絞りの有無並びに程度は無,花弁先端の形は凹形,花弁の長さ及び幅は中,雌しべの有無並びに多少は中,状態は正常化,柱頭の色は赤色,先端の形は垂下,子房の毛の有無並びに程度は無,雄しべの有無並びに多少は多,花首の太さは細,長さはかなり短,アントシアニンによる着色はやや淡,開花の早晩性は早である。 「系統4号」と比較して,どん芽の色が赤であること,小葉の形が丸葉であること,柱頭の色が赤色であること,子房の毛の有無が無いこと,雄しべの多少が多いこと等で,「系統38号」と比較して,小葉の形が丸葉であること,開花始時に花の色が白であること,花弁の長さが短いこと,柱頭の色が赤色であること,雄しべの多少が多いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,国立衛生試験所北海道薬用植物栽培試験場(北海道名寄市)において,昭和44年に出願者所有の実生集団から形質の異なる個体を一次選抜して増殖し,55年から特性,生育,収量及び成分調査を行いながら再選抜して育成した固定品種であり,平成6年にその特性が安定していることをを確認して育成を完了した。 |
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