化け物屋敷
『狗張子』(釈了意)巻7-2「蜘蛛塚のこと」 五条烏丸辺の大善院の本堂には化け物が住み、30年間に30人が死に、死骸も残らなかった。山伏覚円が泊まると、夜のうちに2度、天井から毛の生えた大きな手が出て、覚円の額をなでたので、覚円は刀で切った。翌朝見ると、長さ2尺8寸・朱眼・銀爪の大蜘蛛が死んでいた。
『草迷宮』(泉鏡花) 魔界の美女菖蒲と彼女を守護する妖怪一統が、三浦半島秋谷の鶴谷邸空き屋敷に住みつく。そこは1年前の夏、一時に5人の葬式が出た家だった。妖怪たちは屋敷内にさまざまな怪事を起こして、人々を近づけぬようにするが、旅人葉越明が泊まりこんで何としても立ち退かず、ついに菖蒲と妖怪たちは屋敷を去る。
『宝の化け物』(昔話) 武者修行の武士が、化け物が出るという空き家に泊まる。夜中に「さいわい、さいわい」という声とともに怪しの者が現れるので取り押さえると、それらは金・銀・銅の精、壺の精であった。翌朝床下を掘ると、金銀の詰まった壺が出てきた。
『化けものつかい』(落語) 人づかいが荒く奉公人泣かせの隠居が、化けものが出る家を安く買って単身で住む。最初の晩は一つ目小僧、2晩目は青白い女、3晩目は三つ目大入道が現れるが、隠居は、水汲み・裁縫・掃除などを次々と言いつけて、彼らをこき使う。4晩目に大狸が訪れる。隠居「いろんなものに化けたのはお前だな」。大狸「今夜限り、お暇をいただきたい。あなたのように化けものつかいが荒くては、とても辛抱できません」。
『百物語』(杉浦日向子)其ノ4 鳥屋喜右衛門が、注文を受けた鶉を武家屋敷へ持参し、一室で待つ。小僧が来て、床の間の掛け軸を何度も巻き上げては手を離して下に落とすので、「いたずらは良くない」と喜右衛門が声をかけると小僧は振り返るが、その顔はのっぺらぼうだった。屋敷の侍は「悪い日に来た。あんなことは年に4~5度きりなのに」と言った〔*類話である『半七捕物帳』(岡本綺堂)「一つ目小僧」では、掛け軸にいたずらする小僧は一つ目で、しかもそれは、喜右衛門から金15両の鶉をだまし取るための策略だった、という物語になる〕→〔すりかえ〕8。
化け物屋敷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/30 09:22 UTC 版)
「スクウェアのトム・ソーヤ」の記事における「化け物屋敷」の解説
海賊の宝があるとされる場所。雑魚敵が出てくるものとしては最後のダンジョンで、数多くの強敵や複雑な構造・トラップなどから、本作の最難関ダンジョンとして名高い。
※この「化け物屋敷」の解説は、「スクウェアのトム・ソーヤ」の解説の一部です。
「化け物屋敷」を含む「スクウェアのトム・ソーヤ」の記事については、「スクウェアのトム・ソーヤ」の概要を参照ください。
化け物屋敷と同じ種類の言葉
- 化け物屋敷のページへのリンク