後輪駆動
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/31 03:29 UTC 版)
後輪駆動(こうりんくどう、英語: rear wheel drive、略称: RWD)は、車輪を有する輸送機器の駆動方式の一つで、前後の車輪のうち後方の車輪を駆動する方式である[1]。対比される駆動方式は前輪駆動。
注釈
- ^ その場合、MRは「ミッドシップ」、RRは「リアエンジン」と呼ばれることが多い。
- ^ ただし2トンクラスまでの欧州の自動車メーカー製の商用バン・トラックは前輪駆動も多く、ルノー・マスターのように同一車種で前輪駆動と後輪駆動を併売するケースも散見される。日本でも1970年代のいすゞ・エルフマイパックが荷室の低床化を目的に前輪駆動を採用していた。近年はホンダ・N-VANやダイハツ・ハイゼットキャディーなどの前輪駆動のワンボックス型商用車も生まれているが、いずれも乗用車の軽をベースに装備を変更したものであり、純粋な商用車ではない。
- ^ しかし後輪を滑らせるという行為自体は楽に行えるものの、速く走るためにはLSDが不可欠であるといわれており、相当の練習も必要である。
- ^ エンジンパワーが大きくなるにつれてFFのトラクションの弱さが出るため、FRが有利になる
- ^ 日本国内ではホンダのNSX、ビート、S660、トヨタのMR2、MR-S、マツダのAZ-1とそのOEMであるスズキ・キャラ、海外ではMGF等。
- ^ ホンダ・アクティ、ホンダ・バモス(ホビオを含む)、ホンダ・Z
- ^ このため後部座席はなく、2シーター車となっている。
出典
- ^ “日本産業標準調査会:データベース-JISリスト” (PDF). p. 24. 2021年10月18日閲覧。(要登録)
- ^ ワンボックスタイプのFR車はセダンタイプ等と比較してリア荷重が極端に少なく、基本的に後輪がオープンデフであるため片方のタイヤが空転するともう一方の車輪には駆動力が伝わらないという雪道走行する上で致命的な欠点が存在する。 FR車で新車でLSDが純正装着されている車種も存在するが、そのようなケースはわずかである。
- ^ 第20回:前輪駆動の衝撃 新興企業シトロエンの挑戦 WEBカーグラフィック 2021年4月18日閲覧
- ^ 「雪道に乗り捨てられたフェラーリ・ベンツ・BMW、後輪輸入車の屈辱=韓国」『中央日報』。2021年1月9日閲覧。
- ^ 新型コルベットが「伝統のFR」を捨てた理由 2021年8月16日閲覧
- ^ フィアットX1/9…記憶に残るミドシップ車 - GAZOO.com 2018年5月9日
- 1 後輪駆動とは
- 2 後輪駆動の概要
- 3 概要
- 4 一般的な長所・短所
- 5 関連項目
前置きエンジン・後輪駆動
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「自動車のレイアウト」の記事における「前置きエンジン・後輪駆動」の解説
詳細は「 前置きエンジン・後輪駆動配置」を参照 「front-engine, rear wheel drive layout(フロント=エンジン、リア=ホイール・ドライブ・レイアウト)」は、その頭文字をとってFRともいわれる。日本では一般に『フロント・エンジン、リア・ドライブ』と解説され、"FR" という表現がもっとも一般的である。エンジンは車両の前部に置かれ、駆動輪は後部に置かれる。これは20世紀のほとんどの期間での伝統的な自動車のレイアウトであり、後輪駆動車のための最も一般的なレイアウトとして残っている。
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