列車交換設備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 13:58 UTC 版)
国鉄時代に列車交換設備を廃止し、長らくかつての相対式ホームが痕跡として残っていた。2018年2月、加西市の支援により交換設備を「2019年度」に復活させる構想があることが神戸新聞により報じられた。2018年3月に策定された「加西市地域公共交通網形成計画」には、「2018年度~2019年度」を実施時期とした「法華口駅鉄道交差施設整備事業」が含まれている。施設設備にあたっては、幹線鉄道等活性化事業費補助(形成計画事業)を活用し、北条鉄道を主体として、国(鉄道・運輸機構経由)および地方公共団体の補助金を財源として事業が進められた。2019年8月2日には全国初となる保安システム、票券指令閉塞式導入が国土交通省より許可された。 工事は2020年3月末に終了する予定だったが、同年1月に国土交通省近畿運輸局から2両編成での運転可能にするにはホーム延伸工事が必要だと指導を受けた。北条鉄道が検討した結果、ホーム延伸工事を進めることとなった。交換設備は6月に完成し、同月28日からは上下線とも新設されたホーム(駅舎側に従来のホームに接続する形で追加された1番線が粟生方面、対向する2番線が北条町方面)の使用を開始するとともに、従来のホームは利用者通路に変更されて使用が停止された。 北条町駅内の指令員が全体の運行状況を統括。行き違いの際、列車の通行許可証の役割を果たすICカードを、運転士が法華口駅のICカードリーダーにタッチすることで信号を開通させる かもしくは票券箱に納めたり運転士間で手渡しをする前述の「票券指令閉塞式」が日本の鉄道で初めて導入された。8月3日の習熟運転より、列車行き違いを開始した。これに伴い、同年9月1日よりダイヤ改正と列車の増発を実施した。 駅舎パン工房~Mon favori~ 駅舎パン工房~Mon favori~看板 駅名標 駅舎待合室 フラワ2000-3型と桜 旧ホームの様子(2019年7月) 旧ホームの様子(2019年12月) 利用停止となった旧ホーム(2020年6月28日) 新ホーム1番のりば(粟生方面) 新ホーム2番のりば(北条町方面) 票券指令閉塞用ICカードリーダー
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