票券指令閉塞式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 14:02 UTC 版)
票券指令閉塞式は、票券閉塞式の一種である。 代用閉塞方式である指導指令式と類似しており、CTCなどを使用している区間で、閉塞区間における列車または車両の有無を確認できる装置と列車無線装置等の通信設備が利用できる場合に、運転整理担当者(列車指令)が閉塞取扱者となり、票券の代用としてICカードを利用して閉塞を行う。 2020年8月時点で、北条鉄道北条線でのみ運用されている。法華口駅での列車交換設備工事に伴い導入されたもの。 これにより無人駅での法華口駅での列車交換を可能とした。北条町駅内の指令員が全体の運行状況を統括するが、行き違いの際、閉塞区間において使用される票券の代用としてICカードを使用しており、運転士が法華口駅のICカードリーダーにタッチして、駅構内の出発信号機を出発現示(青信号)とすることで、閉塞区間での閉塞を行う。またICカードは各閉塞区間において違うものが各1枚により使用されるため、駅での列車交換の際には、到着した列車の運転士は、駅に設置された票券箱に納め、反対方向から到着した列車の運転士がこれを票券箱から出して使用するが、駅において運転士の間で手渡しをしたりすることも可能である。 北条鉄道法華口駅の票券指令閉塞式関連設備。小さい屋根の下にICカードリーダー。 票券指令閉塞用ICカードリーダー
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