閉塞境界型の4等駅と信号取扱駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 01:26 UTC 版)
「東北本線 (タイ)」の記事における「閉塞境界型の4等駅と信号取扱駅」の解説
当線では非自動閉塞区間において、最低でも場内信号機が設置されている信号取扱駅のほかに、場内信号機、出発信号機ともに設置されていない停車場が幾つか存在する。これらの駅は、通常は閉塞境界としてのみ機能しており、双方向の閉塞区間の取扱いと、これに伴う通票の管理を主な業務としているが、簡易的な列車交換設備も併設している。これらの駅で列車の交換が行われる場合は、上下各方向直近の上位駅である信号取扱駅の駅長同士で打ち合わせを行い、当該駅にて列車の交換が行われる旨が通知される。これと同時に、対象となる列車の機関士に予め当該駅で対向列車の離合が行われる旨が通知される。(通常は通票とともにキャリアーに連絡票が挿入され通知される) 離合が行われる場合には駅長が赤色・緑色の旗(日本におけるフライキと同様のもの)によって手信号を現示し、先着列車(通常は対向列車に対して下位等級の列車)を待避線に入線させ、その後後着列車(通常は対向列車に対して上位等級の列車)を駅手前で一旦停止させたのち、本線上に入線させ停車もしくは通過させることとなる。 このような閉塞境界型の停車場での列車交換は、法規上特例として認められているものではあるが、列車の遅延が常態化しているタイ国鉄においては、こうした対応が臨機応変に行われているのもまた実情である。
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