へいそくせい‐むせいししょう〔‐ムセイシシヤウ〕【閉塞性無精子症】
無精子症
(閉塞性無精子症 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/07 16:13 UTC 版)
無精子症(むせいししょう、英: Azoospermia)は、雄の精液中に精子を観察できない状態を指す。無精液症とは異なる。無精子症は非常に低い受精率と関係する。成人男性の約1%が患っており、治療が必要である[1]。精子数が1mLあたり10万個未満であり、顕微鏡視野中にほとんど確認できない場合は、不定型無精子症(英: Cryptozoospermia)と呼ばれる。
- ^ [1]ダイアモンド ユカイ 無精子症の絶望を乗り越えて | 日経DUAL
- ^ “無精子症でも赤ちゃん セントマザー医院 非閉塞性、112人誕生”. 西日本新聞. (2016年1月9日)
閉塞性無精子症
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 09:06 UTC 版)
無精子症の1/3程度は閉塞性である。原因としては先天的な精管欠損症が10% - 20%と、よく見られる。またこの場合には精嚢の形成障害が同時に見られることも多く、慎重な検査を要する。また、ヤング症候群も多く見られ、閉塞性無精子症の内、21% - 67%は本症候群由来とされる。 後天的な要因として、下腹部に対する手術の副作用や外傷、炎症などによってこの症状が現れる例がある。典型的には幼少期の外鼠径ヘルニア手術の際の不手際が挙げられ、全体の28.9%、もしくは1/4以上がこのケースに該当するとの報告も見られる。また、パイプカットの復旧がうまく行われなかったケースなども該当する。この場合、パイプカットが陰嚢内で行われていた場合においては、精管の吻合は比較的容易である。
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