2001年の部分廃止
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2001年(平成13年)10月1日に、江吉良駅 - 大須駅間が廃止となり、バス路線へ転換された。同区間廃止に伴い廃止された駅は、牧野駅・長間駅・中区駅・市之枝駅・八神駅・大須駅の6駅である。2000年代に廃止された名鉄の路線では唯一の1500V電化路線である。 この区間は廃止直前の時点では全線単線で列車交換設備がなかった(過去には牧野駅と市之枝駅に存在したが列車本数の削減と共に廃止されていた)。そのため江吉良駅 - 大須駅間が1閉塞として同時に1編成しか入線できなかった。入線した1編成による羽島市役所前駅 - 大須駅間の往復運用を基本とした路線となっており、運行本数も毎時2本と、毎時4本が確保された笠松駅 - 羽島市役所前駅間(当時分岐駅の江吉良駅は約半数の列車が通過)の半数と少なかった。 ホーム有効長は全駅とも2両分しかなかった。しかし、一部の時間帯に設定のあった岐阜方面との直通列車においては4両編成で入線する事があり、その場合は後ろ2両を締切して対応を行っていた。非貫通式の2両編成と2両編成の組み合わせによる4両編成が入線する場合もあったが、その場合も後ろ2両の扉は締切して運行していたため実質的に後ろ2両は利用が出来なくなっていた。なお、終点駅である大須駅も他の駅と同様に2両編成まで対応のホームしか有していなかったが、非貫通式の2両編成と2両編成の組み合わせによる4両編成が入線した場合でも、岐阜寄り2両目の最後尾の扉がギリギリホームへ接する事ができた事から、その扉のみを利用した乗車を行っていた。 部分廃止後は江吉良駅が分岐駅ではなくなり、羽島市役所前駅 - (江吉良駅) - 新羽島駅間で1閉塞となった。江吉良駅の信号機は、部分廃止後もしばらく継続して使用されていたが、江吉良駅 - 羽島市役所前駅間の高架化(県道18号大垣一宮線との立体交差)の工事に伴い部分廃止当時の江吉良駅が解体された際に撤去され、現在の江吉良駅が新設された際に信号機の設置はなされなかった。 また、羽島線の開業から2001年9月30日まで行われていた江吉良駅の特別通過も取り止められ、全ての列車が江吉良駅に停車するようになった。
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