出生・少女期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 02:47 UTC 版)
「すずらん (テレビドラマ)」の記事における「出生・少女期」の解説
1923年(大正12年)。北海道留萌地方にある財閥系の「三丸炭坑」で栄える町明日萌(アシモイ)。人々の往来で賑わう「明日萌駅」の待合室の片隅に、生まれて間もない赤ん坊と木彫りの人形・手紙が入った籠を、母親と思しき女性が周囲が気づかぬうちに置き去りにして逃げてしまう。置き手紙を見た駅長である常盤次郎はその子を亡妻の生まれ変わりと信じ、萌(もえ)と名付けて育てることを決意する。 次郎や兄姉の愛情を注がれて10歳に成長した萌は、自分と次郎や亡母は血縁関係が無く、義姉・明子の婚姻に支障が出るなど迷惑がかかると察し、自らの意志で孤児院「幸福学園」へ入園するが、満足な食事が与えられずに労働を強いる環境と、友人さわが医者に診て貰えずに病死するといった悲劇から死に物狂いで次郎の許へ詫びつつ帰って来た。その後、三丸財閥の社長である橘龍蔵の妾の子・二宮勇介と出会い、萌は今まで以上に次郎や明日萌の人々の暖かい愛情を受けながら成長していく。 1941年(昭和16年)、幼馴染みの竹次郎・しのと共に高等小学校を卒業し平穏に暮らしていた18歳の萌は、三丸炭鉱の明日萌所長となって帰ってきた勇介と再会。二人は婚約を決意するが、橘の町に対する圧力に屈し、萌は竹次郎と結婚すると偽り勇介に別れを告げた。母親の手がかりを探すために明日萌を発つ汽車に乗り、生まれて初めて故郷を離れる(漫画版はここで終了)。
※この「出生・少女期」の解説は、「すずらん (テレビドラマ)」の解説の一部です。
「出生・少女期」を含む「すずらん (テレビドラマ)」の記事については、「すずらん (テレビドラマ)」の概要を参照ください。
- 出生・少女期のページへのリンク