内閣による賞杯とは? わかりやすく解説

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内閣による賞杯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 01:23 UTC 版)

賞杯」の記事における「内閣による賞杯」の解説

日本国憲法下日本においては褒章条例明治14年太政官布告63号に基づき一定の功績のあった個人遺族)又は団体に国から授与される。他の栄典との関係はおおむね次のとおり。 位階 - 故人追賜 勲等勲章 - おおむね70歳以上生存者に叙授、又は故人追賜 褒賞 - 褒章褒状賞杯総称褒章 - 生存者授与 褒状 - 褒章代わるものとして、故人遺族、又は団体授与 賞杯 - 勲章代わるものとして又は勲章と共に授与されるものとしては個人生存者故人とも)に、褒章代わるもの又は褒章と共に授与されるものとしては生存者故人遺族、又は団体授与 内閣は、勲章褒章代えて、あるいは勲章褒章併せて勲功のあった者に対して賞杯授与する賞杯は、既に勲功当の勲章褒章与えられているときにさらに顕彰すべき事由生じた場合や、高位宗教家など叙勲には適しない者の功績顕彰する場合などに用いられる褒章条例に基づく賞杯種類は、金杯銀杯木杯3種類とされている。 賞杯には、勲章代えてあるいは勲章と共に授与される場合菊紋菊花紋章)が刻まれ褒章代えてあるいは褒章と共に授与される場合桐紋五七桐花紋)が刻まれる授与理由となった勲功大きさにより、銀製木製朱塗り)の別があり、さらに三つ重ね一組台付、三つ重ね一組、単杯(一個)の別がある。各杯の格は、以下のとおり。なお、「勲○等」表記による勲等2003年平成15年11月廃止されているため、現在は各勲等当の勲章準じて運用される銀杯菊紋銀杯一組菊紋銀杯桐紋木杯一組台付・菊紋木杯一組台付・桐紋勲章代えて授与される場合菊紋付き銀杯一組三つ重ね): 概ね勲一等若しくは勲二等相当する場合第5号(6寸~5寸の杯の三つ重ね第4号(5.5寸~4.5寸の杯の三つ重ね第3号(5寸~4寸の杯の三つ重ね銀杯一個概ね勲三等若しくは勲四等相当する場合第2号5.4寸) 第1号4.2寸) 木杯一組台付: 概ね勲五等以下に相当する場合第5号3.6寸~2.7寸の杯の三つ重ね木杯一組概ね勲五等以下に相当する場合第4号4.6寸~3.4寸の杯の三つ重ね褒章代えて授与される場合または褒章併せて授与する場合桐紋付き銀杯一個4.2寸) 木杯一組台付第7号4.6寸~3.4寸の杯の三つ重ね): 5000万円上の寄付者紺綬褒章に併賜) 第6号4.2寸~3寸の杯の三つ重ね): 2500万円以上5000万円未満寄付者紺綬褒章に併賜) 第5号3.6寸~2.7寸の杯の三つ重ね): 1500万円以上2500万円未満寄付者紺綬褒章に併賜) その他 金杯最高位賞杯として1938年昭和13年)まで授与例があったが、「時局情勢鑑み」との理由により、同年7月20日当分の間金杯賜与中止し代わりに銀杯賜与する」旨の賞勲局上申272号(褒章条例ニ依ル金杯賜与等ニ関スル件)が昭和天皇により裁可され、以後復活されないままの状態が続いている。 銀杯一箇銀杯一個別表記日本国憲法下官報掲載では7回(計24人)の実例あり。木杯では「箇」の用例なし。 木杯一個1990年までの戦没者叙勲において追贈例あり。1963年頃から高齢者100歳又は88歳)に対し記念品として一律授与の例あり。

※この「内閣による賞杯」の解説は、「賞杯」の解説の一部です。
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