僧伽大学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/03 07:30 UTC 版)
東初和尚はかつて多くの文章を発表し、仏教界で仏教大学を設立することを呼びかけた。聖厳法師は1961年に《人生》《覚世》などの刊行物の中で仏教大学設立を問うた。 その後1998年10月2日ようやく関連要員を招集し「法鼓山仏学院計画書」を定めた。翌年3月2日に農禅寺にて第1回の仏学院設立準備会議が開かれた。 2000年3月15日、農禅寺で「仏学院運営経験交流座談会」を催し、台湾の各仏学院の責任者を招き、僧伽教育、仏学院運営について広範な交流を行った。2年を超える準備期間の後、僧伽大学開校が確定しハード面ソフト面の設備完成後、2001年の秋に開校した。第1期の申込者は男性9人女性29人、全部で38人であった。実際合格した人数は男性5人女性18であった。 その中で特別な決まりは、学生は3年目に必ず剃髪して出家し、僧団の1員になることである。その教育目標は中国伝来仏教の理論と実践にあり、徳学兼備の僧を育成し、理解と実践を重んじ、高尚な宗教的情操を備え、社会浄化へ邁進する優秀な僧を育てることである。次に、時代の趨勢に応じた仏教僧を育成し、仏教教育文化事業を推進し、社会への思いやりを実行する。更に、国際交流と言語訓練を強化し、仏教学教育国際化を推進し、国際的センスを備えた仏教普及能力のある僧を育成する。 僧伽大学は大学の名であるが、それには一定の学制がある。確かに僧侶の養成育成教育であるが、普通の総合大学や単科大学の体系とは同じではない。そのため、現在教育部は認証をしていない。
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