信越本線急行「信州」脱線事故
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「日本の鉄道事故 (1950年から1999年)」の記事における「信越本線急行「信州」脱線事故」の解説
1977年(昭和52年)7月25日14時15分ごろ 信越本線(現・しなの鉄道線)上田 - 西上田間の蟹町踏切付近で異常高温によりレールがゆがむ障害が発生した。当該区間に約90 km/hで上野発長野行き下り急行305M列車「信州2号」(169系電車12両編成)が進入し、約200メートル暴走。この結果、後側7両が脱線し乗客7人が負傷した。当該車両のうちモハ168-5が大破したため1978年3月10日付で廃車された。なお当日の上田市は30 ℃を超える最高気温を記録している。 また廃車となったモハ168-5のユニット相手方であったクモハ169-5は、被害が大きくなかったことと製造から10年以内で減価償却資産の耐用年数等に関する省令(昭和40年3月31日大蔵省令第15号)に定められた鉄道用車両における電車の償却年数である13年に満たない状態であったことから、復旧後は休車となった。しかし、1982年に償却年数である13年を経過していたクモハ169-9が大規模な車両故障を起こし修復せず廃車となった際にユニット相手方を失ったモハ168-9とユニットを組み直し運用に復帰した。
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