使役態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/09 17:09 UTC 版)
出来事を実現させようとする人物(使役主)に視点が置かれる表現、動詞の語幹に「せる・させる」がつくことで表現される。使役主には「が」を使い、動作主には「に」または「を」が使われる。「を」を使う方が使役主から動作主への強制力が強い。
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使役態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/30 09:49 UTC 版)
オロモ語の使役動詞は「…させる」の意味となり、自動詞を他動詞化させる機能を持つ。-s, -sis, -siis を語根に付加して作られるが、ただし -l で終わる語根には -ch を付加する。語根が子音 ' で終わる動詞はこの子音を消失させ、-s を加えて直前の母音を長音化させることがある。
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使役態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 08:40 UTC 版)
使役態の表現は、五段動詞とサ変動詞には「-シェル」を、一段動詞とカ変動詞には「-サシェル」を未然形に接続することで表す。ただし「-サシェル」の代わりに「-ラシェル」が用いられることもある。「-(サ)シェル」は「-(サ)ヒェル」「-(サ)セル」とも発音される。鹿角地方では、カ変の使役に「クラセル」「クラシェル」が用いられる。 使役態の被使役者を示す助詞には、共通語で「-を」が用いられる文脈では無助詞あるいは「-ドゴ」(前接名詞が有情物の場合のみ)であり、共通語で「-に」が用いられる文脈では「-サ」が用いられる。
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使役態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 08:05 UTC 版)
使役態とは、他人に動作を行わせることを示す文法形式である。共通語では、使役態を表すには、五段動詞とサ変動詞では未然形に「-せる」を、一段動詞とカ変動詞では未然形に「-させる」を後接させる。秋田方言でも同様で、五段動詞とサ変動詞では未然形に「-シェル」を、一段動詞とカ変動詞では「-サシェル」を後接させて表す。「-シェル」「-サシェル」の発音は /se/ の発音によって異なり、地域によって「-(サ)セル」「-(サ)ヒェル」「-(サ)ヘル」の形も見られる。秋田方言では、一段動詞とカ変動詞の場合に、未然形に「-ラシェル」を後接させて表すことも多く、「ミラシェル」(見させる)や「コラシェル」(来させる)のような形式が見られる(未然形が「ミラ-」「コラ-」のようにラ行五段化し、それに「-シェル」が接続したとも考えられる)。鹿角地方では、カ変動詞「来る」の使役形には、「クラセル」または「クラヒェル」が用いられる。 使役態の被使役者を表すには、共通語では対象を表す「-を」(「-オ」)や行為の相手を表す「-に」を用いる。共通語で「子供(を/に)買い物に行かせた」のように「-を」と「-に」のように「-を」と「-に」の両方が使用可能な構文では、秋田方言では「ワラシ(Ø/ドゴ/サ) カエモノサ エガシェダ」のように無助詞あるいは「-ドゴ」「-サ」が用いられる。また、「太郎を怒らせてしまった」のように「-を」のみが使用可能な構文では、「タロー(Ø/ドゴ) ゴシャガシェデシマッタ」のように無助詞あるいは「-ドゴ」が用いられ、「子供に本を読ませる」のように「-に」のみが使用可能な構文では「ワラシサ ショモジ ヨマシェル」のように「-サ」が用いられる。ただし「-ドゴ」が使用されるのは前接名詞が有情物である場合のみである。共通語で「-に」のみが使用可能な構文では、「-ドサ」も用いられるが、「-ドゴ」が用いられることはない。
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