京都府垣内古墳出土品
主名称: | 京都府垣内古墳出土品 |
指定番号: | 465 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1990.06.29(平成2.06.29) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 考古資料 |
ト書: | |
員数: | 一括 |
時代区分: | 古墳 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 垣内古墳は、園部町北郊の丘陵先端に築かれていた、全長約八二メートル、後円部径約五〇メートルの前方後円墳で、昭和四十三年、採土工事に伴う事前調査が行われた。その主体部は、古墳の長軸方向に設けられた全長六・四メートルの刳抜式割竹形木棺【くりぬきしきわりたけがたもつかん】を納めた粘土槨で、本件はその内外に副葬されていた出土品の一括である。内容的には、銅鏡六面、硬玉勾玉・碧玉管玉等の玉類一二九箇、碧玉車輪石【へきぎよくしやりんせき】九箇、碧玉石釧【へきぎよくいしくしろ】三箇、碧玉鏃【へきぎよくぞく】一七本を中心に九八口の刀剣類や鉄短甲【てつたんこう】、銅鏃・鉄鏃、鉄斧などの工具類で構成される。 特に銅鏡は、三角縁神獣鏡【さんかくぶちしんじゆうきよう】二面、三角縁仏獣鏡【さんかくぶちふつじゆうきよう】一面を含み、前者のうちの一面は奈良県新沢五〇〇号墳出土鏡と、後者は京都府百々池古墳、同県寺戸大塚古墳出土鏡とそれぞれ同型であるなど、相互の関係には注目されるものがある。さらに腕飾【うでかざり】類・武器類を構成する碧玉製品の内容も豊富で、多量な鉄製武器・武具類とあいまって、全体に古墳時代前期の副葬品の様相を良く伝えた内容を持ち、古墳時代社会の解明に資する役割には大きなものがある。 なお、墳丘から出土した円筒埴輪等も、附指定を行って共に保存を図ることにした。 |
考古資料: | 丹後湯舟坂二号墳出土品 二彩浄瓶 二木長嘯収集石器類 京都府垣内古墳出土品 京都府大風呂南一号墓出土品 京都府奈具岡遺跡出土品 京都府広峯十五号墳出土品 |
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