京王線連続立体交差事業
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京王線の線路が調布市内を南北に分断しており、社会・経済活動の大きな障害となっていた。調布市によれば、当初は高架化による連続立体交差事業計画があったが、当時はまだ環境整備が十分でなく、1975年(昭和50年)にいったん断念したという経緯があった。第6代調布市長であった吉尾勝征の在任中、事業主体となる東京都や京王電鉄との協議を経て、1998年(平成10年)に国が京王線調布駅付近連続立体交差事業を採択。2002年(平成14年)2月に連続立体交差計画の地下化への都市計画変更を果たした 「調布駅#連続立体交差事業」も参照 京王電鉄の線路と、狛江通りや三鷹通りなどの道路との平面交差(踏切)による慢性的な交通渋滞の解消を主目的とした連続立体交差化事業。施行区間は京王線の柴崎駅 - 西調布駅間(2808m)と相模原線の調布駅 - 京王多摩川駅間(886m)で、国領駅・布田駅・調布駅の3駅が地下化され、18箇所の踏切が解消される。事業主体は東京都。 2003年3月に事業認可を取得、2012年8月19日に地下化が完成。地下化3駅の駅舎工事と地上線撤去工事を行い、2014年度に事業は完了した。総事業費は約1149億円で京王電鉄・国・東京都・調布市の四者で分担した。これらと連動して駅前再開発事業や都市計画道路の整備が行われている。 地上駅時代の調布駅 北口2007年8月撮影 地上駅時代の調布駅 南口2007年8月撮影 地上駅時代の調布駅 東口北側2007年8月撮影 地上駅時代の調布駅 東口南側2007年8月撮影 調布駅仮設駅舎 東口2009年6月撮影 調布駅仮設駅舎 北口2009年6月撮影 調布駅仮設駅舎 北口2009年5月撮影 調布駅仮設駅舎 南口2009年7月撮影
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