交通および経済
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/26 08:36 UTC 版)
ミャンマー国鉄のマンダレー中央駅は、ヤンゴンからの幹線鉄道の終点駅であり、ピンウールイン、ラシオおよびミッチーナーへと更に北方に延びる支線の起点でもある。1990年代に欧米が制裁を科して以来、華人がマンダレーの経済の支配を強めつつある。1999年に、中国の援助で、新たな国際空港であるマンダレー国際空港が完成した。 現在ではミャンマー最大の中国資本の拠点である。国境で賄賂を支払い、ミャンマーの国民証明書を手に入れて移住する中国人が増えているとされ、地元住民からは「リトル・チャイナ」と呼ばれている。また、マンダレー市内には住民名義で工場を経営する中国人やマンダレーで生産した衣類に「中国製」のタグを付けて香港経由で欧米に輸出していた中国人経営の工場も存在するという。 「マンダレーへの道」としてのエーヤワディー川の名声は今でも残っており、米や料理用油、穀物、竹、チーク材等の農産物を始めとする物流の大動脈となっている。マンダレーは、北部および中部ミャンマーの取引及び通信の中心でもある。主要産業には、絹織物、タペストリー、ヒスイの切り出しと研磨、石および木の彫刻、大理石および青銅の仏像、寺院の装飾品および道具一式、黄金および銀の葉の制作、マッチの製造、醸造および蒸留がある。
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