事実上のナンバー2へとは? わかりやすく解説

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事実上のナンバー2へ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/08 14:16 UTC 版)

崔竜海」の記事における「事実上のナンバー2へ」の解説

2012年4月9日前年末に死去した金正日朝鮮民主主義人民共和国国防委員会委員長就任19周年記念中央報告大会報道出席幹部序列3位紹介されている。金正日総書記死去時では18位であり、破格ともいえる大幅な序列の上昇が、新たな金正恩体制要職抜擢されることを意味するではないか見られた。そして翌10日労働党中央軍事委員会国防委員会主催宴会人民軍総政局長肩書演説人民軍総政局長就任判明した。また大将から次帥昇進したことも明らかとなった。主に党人として歩み目立った軍歴ほとんどない人物として異例の人事であった。更に翌11日朝鮮労働党第4回党代表者会で党政治局常務委員党中央軍事委員副委員長選任された。そして同月13日開催され最高人民会議において国防委員会委員選任され同日行われた金日成国家主席と金正日総書記銅像除幕式で、金正恩の右隣に立ち、李英鎬金正覚より上位の軍ナンバー2位置づけられたと見られている。 2012年10月頃から11月頃にかけて軍に対す大規模な監察が行われ、この際軍首脳部10数人解任された。この際崔竜海降格されたと見られており、2012年12月17日金正日中央追悼大会朝鮮人民軍代表して演説行った際に、次帥ではなく大将紹介されていた。しかし、その後次帥復帰していたことが2013年2月5日判明しており、崔竜海同時期に大将から中将降格されていた金英哲偵察総局長も同時に大将復帰していることから、この2者が改め金正恩信任得た見られている。2013年5月には金正恩特使として中華人民共和国訪問して中国習近平党総書記会見した崔竜海は、金正日体制下では張成沢最側近であり、金正恩体制発足に伴い張成沢力添え金正恩最側近となり最も昇格した人物であるとも見られていたが、2013年12月張成沢粛清処刑された際には、一部メディアから崔竜海張成沢の間に権力闘争発生した可能性や、張成沢失脚させるために、趙延俊と共に張の不正の証拠収集するなどして暗躍した可能性があると報じられた。 2014年2月16日最後に動静が分からなくなったため、一部から崔竜海粛清、あるいは軟禁されているのではとの憶測流れたが、同年4月9日開かれた13最高人民会議第1回会議国防委員会副委員長選出されたことで、「国」では国防委員会副委員長、「党」では政治局常務委員中央軍事委員会副委員長、「軍」では次帥称号保有した総政局長兼職し、国家・党・軍の全ての中枢機構金正恩に次ぐ職位得たことが確認された。ただし、崔竜海動静伝えられる頻度少ないままで同年3月放送され記録映画の中では足を引きずって歩くなどの状態で映っており、同年4月にも持病糖尿病悪化による健康の悪化烽火診療所への入院説、失脚説などが流れていた。

※この「事実上のナンバー2へ」の解説は、「崔竜海」の解説の一部です。
「事実上のナンバー2へ」を含む「崔竜海」の記事については、「崔竜海」の概要を参照ください。

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