乗用車撤退と再参入
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 18:19 UTC 版)
2010年(平成22年)をもって日本の乗用車市場から撤退した現代自動車であるが、その後も千葉県印西市に設置していた研究開発拠点にて日本車の分解や分析を行い、その結果をもとにした自社製品の開発が行われていた。その後、本研究開発拠点は、2013年頃に横浜市に移転した模様である。また、ごく少数だがアメリカや韓国からのヒュンダイ車の並行輸入も行われている。 2020年6月、日本語版Twitterアカウントが開設され、2022年に燃料電池車や電気自動車に特化して再参入することになった。再参入に関し、CEOの張在勲は『迷途知返』という言葉で説明している。 2022年時点では約600台が登録されている。1月には、現代自動車ジャパン株式会社はHyundai Mobility Japan株式会社に社名を変更した。日本では英語表記の「Hyundai」から、ブランド・法人名両方の通称は「ヒュンダイ」だったが、2020年に世界統一で「ヒョンデ」へ呼称変更したことに伴い、日本でもカタカナで「ヒョンデ」という表記と発音に統一された。 同年2月8日、アイオニック5とNEXOの日本仕様を発売することを発表。5月よりオーダー受付、7月よりデリバリー開始を予定している。再進出にあたっては、正規ディーラー網を構築せずオンライン販売のみとする。アフターサービスは東名阪エリアの協力整備工場からスタートし順次拡大予定とする。また、個人間カーシェアリング事業を行う「DeNA SOMPO Mobility」と提携し、同社の個人間カーシェアリングサービス「Anyca(エニカ)」のレンタカー車両としてアイオニック5とネッソを計120台提供する。2022年夏、実車展示・試乗・購入相談・メンテナンスができる「カスタマーエクスペリエンスセンター」を横浜市で開店する。
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