乗用車型ドクターカー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 14:06 UTC 版)
「ドクターカー」の記事における「乗用車型ドクターカー」の解説
ベース車種はセダン、ステーションワゴン、軽自動車、SUVと幅広く、実際活動を想定している地域の地理的な特徴や医療機関のニーズに合わせてバラエティに富んでいる。 乗用車型ドクターカーは、緊急自動車であるが3ナンバーまたは5ナンバー登録となっているものが多い。乗用車型の多くは医師の搬送が目的であり、患者搬送は消防の救急車に医師も同乗して行けば良いために、近年は乗用車型の導入も増えているようである。また、在宅医療を行う病院やクリニックでも、一定の要件を満たせば往診用の自家用車を通称「緊急往診車」として緊急自動車の指定を受けることができるようになった。この場合は、警察の覆面パトカーさながらに着脱式の警光灯をルーフに載せて緊急走行することとなる。 しかし現実の在宅医療は かかりつけのホームドクター的なもので、3次救急などの慌ただしい分野とは異なり、主に高齢者医療、障害者医療、悪性腫瘍の末期自宅療養、看取り等を中心に自宅等で安静に療養している患者を扱っており、医師が患者宅に往診で緊急走行までしなければならないという事例は極めて稀(急変の危険性が有るなら事前に入院させて病状を安定させるか、または119番で救急車を呼ぶ方がよい)なので、往診の為に緊急自動車の指定を受ける車両は全国でもまだ少数派である。
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