丸善初期の主な店舗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 18:45 UTC 版)
日本橋店(日本橋丸善東急ビル) - 丸善の本来(登記上)の本店。地下鉄日本橋駅と直結。丸善1号店で、開店は1870年(明治3年)。2004年10月に建替えの為に一時閉店し、東急不動産による再開発を経て、2007年3月9日に営業を再開した。 名古屋栄店 (丸善名古屋ビル) - 1874年(明治7年)開店。創業初期から続く中部地区の旗艦店。東京建物の関連会社が所有していた入居ビル建替えの為2012年6月24日をもって退店。道路を挟み隣接する「丸栄」の6・7階へ移転し同年9月より営業再開。さらに、栄地区で平和不動産が2015年に新築するビルへ入居。2015年4月28日より新店舗(名古屋本店)での営業を開始した。従来の丸栄内にある店舗も「名古屋栄店」として営業を継続していたが、2015年11月23日に7F売場を閉鎖、2015年12月25日に6F売場を閉鎖し、丸栄から撤退する方針が明らかになった。 京都河原町店(京都市中京区、閉店) - 三条通麩屋町にあった初代店舗は梶井基次郎の小説『檸檬』の舞台である。河原町通蛸薬師上ルにあった2代目店舗は2005年10月に閉店した。かつて京都市内の河原町通りには多数の書店が存在したが、近年、減少傾向にあるとされ、そうした書店撤退の流れの一つに位置づけられている。閉店決定後には小説にちなんで多くのファンがレモンを置き残し、また『檸檬』の販売も急増した。なお、河原町三条の京都BALに同一グループのジュンク堂書店が進出していたが、2015年には同施設の改装に合わせて丸善として再出店を果たした。 大阪心斎橋そごう店(2007年7月15日閉店) - 前身の「大阪心斎橋店」は、東京・日本橋店に次ぐ2号店として1871年に開業した。2005年9月、そごう心斎橋本店の再開に合わせて移転し「大阪心斎橋そごう店」として増床オープン。美術書や洋書などの専門書を手厚く揃えていたほか、高級文具などを扱い、熟年層向けに専門性の高いテナントを集めた「心祭橋筋商店街」(そごう心斎橋本店11、12階)の中核となっていた。撤退理由は明らかにされていないが、顧客対象を絞った品ぞろえのため、百貨店の上層階では計画通りの集客ができなかったものとみられ、前身の「大阪心斎橋店」から続く136年の歴史に幕を閉じた。撤退後の同年9月2日、後継店舗として三省堂書店が出店したが、そごう心斎橋本店の閉店に伴い、同時に閉店となっている。
※この「丸善初期の主な店舗」の解説は、「丸善雄松堂」の解説の一部です。
「丸善初期の主な店舗」を含む「丸善雄松堂」の記事については、「丸善雄松堂」の概要を参照ください。
- 丸善初期の主な店舗のページへのリンク