丸ボイラーとは? わかりやすく解説

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まる‐ボイラー【丸ボイラー】

読み方:まるぼいらー

内部石炭をたく炉筒や煙管がある円筒形ボイラー低圧・小容量場合使用炉筒ボイラー煙管ボイラーなど。


まるボイラー 丸ボイラー cylindrical boiler


丸ボイラー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 01:58 UTC 版)

ボイラー」の記事における「丸ボイラー」の解説

鋼鉄製の満たした缶を主体としたボイラー保有水量比較多く負荷変動に強い。その反面立ち上がり遅く万一爆発事故起きれば被害甚大である。構造上中小規模のものが多い。また、ボイラーにもよるが缶内に人が入ってスケール除去が可能で、水管ボイラー程は給水神経質になる必要もない。 煙管ボイラー 缶に多数配置した煙管燃焼室燃焼ガスを通すことにより熱するもの。比較掃除しにくく、構造が複雑であるが、比較効率よく、炉の形状が自由であるので、粗悪燃料にも適応し木屑炊き廃熱回収ボイラーとして少数ながら新造されている。陸用としては煉瓦組みの炉を持つものが多いが、四角い箱型の炉を組み込んだものもある。代表例蒸気機関車ボイラーである。 炉筒ボイラー 缶内に炉筒(円筒形燃焼室)を設けたもの。炉筒が一本の物をコルニッシュボイラーといい、二本の物をランカシャーボイラーという。構造が簡単で掃除し易く古く普及したが、その効率悪さから今は新造見ない伝熱面積効率を稼ぐ為に大掛かりな煉瓦組みを持つ。 炉筒煙管ボイラー 炉筒と煙管とがあるもの。丸ボイラーとしては最も効率よく据付面積少なく、現在主流ボイラーである。古く蒸気船ボイラースコッチボイラー)として活躍したが、陸用としては通風抵抗大きく構造も複雑で掃除も困難であるので、給水処理装置電動通風機自動制御装置重油炊き一般的になってから普及見た使用蒸気圧力は10kgf/cm2程度で、大容量ビル用いられる立ボイラー 縦型缶内に炉を設けたもの。炉を横切るように管を出したもの、煙管ボイラーの様な縦方向煙管を持つもの、横方向煙管を持つコックランボイラーがある。効率低く掃除し難いが、据付け面積小さく煉瓦組み不要なので移動用や小工場用として普及した小規模温水暖房給湯用、船舶補機用を除き新造は稀である。

※この「丸ボイラー」の解説は、「ボイラー」の解説の一部です。
「丸ボイラー」を含む「ボイラー」の記事については、「ボイラー」の概要を参照ください。

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