中国大陸・台湾で刊行の注釈等
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「杜甫」の記事における「中国大陸・台湾で刊行の注釈等」の解説
張元済『宋本杜工部集』(全20冊、上海商務印書館、1957年) 上海図書館の所蔵する宋代の本を写真版によって原寸通りに覆印した。現存最古のテキストであり、字句また詩の配列、北宋の時代に編定された形をそのままに示している。 蔡夢弼『草堂詩箋』※全30巻本と全40巻本がある。古逸叢書に収録。また台湾の広文書局より刊行。 林継中輯校『杜詩趙次公先後解輯校』(全2冊、上海古籍出版社、1994年)※修訂版が2012年に出ている。 浦起竜『読杜心解』(全3冊、中華書局、初版1961年) 王嗣奭『杜臆』(曹樹銘増校『杜臆増校』藝文印書館印行、1971年、台北) wikisource:zh:杜詩攟(明、唐元竑。四庫収録) 銭謙益『銭注杜詩』(全2冊、上海古籍出版社、1979年) - wikisource:zh:杜工部集(詩體編、錢謙益注。但し、入力不完全。) 仇兆鰲『杜詩詳註』(全5冊、中華書局、第一版1979年)- wikisource:zh:杜詩詳註(仇兆鰲注、四庫収録。但し、入力不完全。) 最も代表的とされる注釈。杜甫の使用する詩語の最古の用例を網羅的に調査している。 楊倫『杜詩鏡銓』(上海古籍出版社、1988年) 韓成武・張志民主編『杜甫詩全訳』(河北人民出版社、1997年)。仇兆鰲の配列順 張志烈主編『(今注本)杜詩全集』(全4冊、天地出版社、1999年)。楊倫の配列順 李濤松・李翼雲『全杜詩新釈』(全2冊、中国書店、2002年、北京)。仇兆鰲の配列順 張忠綱編注『杜甫詩話六種校注』(斉魯書社、2002年) 杜甫の作品は収録されていないが、宋の蔡夢弼『杜工部草堂詩話』など6種類の詩話を収録している。 宋開玉『杜詩釋地』山東大学文史哲研究院専刊(上海古籍出版社、2004年)杜甫の詩中に詠われる地名について網羅的に収録した注釈書の一種。 陳冠明・孫愫婷『杜甫親眷交游行年考 : 外一種杜甫親眷交遊年表』(上海古籍出版社、2006年)杜甫と交友のあった人物について網羅的に収録した注釈書の一種。また、その交遊に関する年表も掲載される。 張忠綱主編『杜甫大辞典』(山東教育出版、2009年) 蕭滌非(主編)・張忠綱(全書終審統稿人)他『杜甫全集校注』(全12冊、人民文学出版社、2014年)。楊倫の配列順 林継中『新訳杜詩青華』(全2冊、三民書局、2015年、台湾)。詩句に注音符号が付されている。
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