中国公船による接続水域内入域及び領海侵入の詳細
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 06:25 UTC 版)
「尖閣諸島周辺海域における中国船による領海侵入等の問題」の記事における「中国公船による接続水域内入域及び領海侵入の詳細」の解説
漁船や抗議船などの民間船舶と見られる中国船舶の領海侵入は以前から頻発していたが、初めて中国政府の公船の領海侵入が確認されたのは2008年12月8日であり、同日に中国公船は9時間に渡って尖閣諸島の領海を侵犯して徘徊・漂泊する行為を行った。その後2010年9月に尖閣諸島中国漁船衝突事件が発生した以降に接続水域入域と領海侵入を増加させ、2012年9月に日本政府が尖閣諸島国有化を行った以降は爆発的に入域と侵犯を増加させて現在まで続いている。 2016年6月9日には初めて中国海軍の艦艇「江凱型フリゲート」が尖閣諸島の接続水域に入域した。これに対し日本政府は午前2時に程永華駐日中国大使を外務省に呼んで斎木昭隆外務事務次官による抗議がなされた。なお、その6日後の同月15日には中国海軍の情報収集艦が口永良部島の領海を侵犯し、翌16日にも同じ船が北大東島の接続水域に入り、同日金杉憲治外務省アジア大洋州局長により劉少賓駐日次席公使に対して「一方的にわが国周辺海域での行動をエスカレートさせている最近の中国軍全般の活動に懸念する」との伝達がなされた。 以下に海上保安庁公式サイトに記載されている中国公船の日毎の接続水域入域と領海侵入の延べ隻数を合算して月別に表した表を記す。 月別の接続水域入域と領海侵入延隻数年月接続水域領海2008年12月 2 2 2009年1月~2010年8月 0 0 9月 24 0 10月 14 0 11月 8 0 12月 0 0 2011年1月 1 0 2月 0 0 3月 3 0 4月5月6月 0 0 7月 2 0 8月 2 2 9月 2 0 10月 2 0 11月12月 0 0 2012年1月 1 0 2月 2 0 3月 2 1 4月 2 0 5月 4 0 6月 1 0 7月 7 4 8月 2 0 9月 81 13 10月 122 19 11月 124 15 12月 80 21 2013年1月 57 17 2月 49 17 3月 69 11 4月 86 25 5月 104 15 6月 71 9 7月 88 14 8月 88 28 9月 77 22 10月 26 8 11月 53 12 12月 51 10 2014年1月 72 6 2月 36 9 3月 65 6 4月 84 8 5月 49 5 6月 42 6 7月 59 4 8月 89 10 9月 110 10 10月 48 9 11月 42 8 12月 30 7 2015年1月 32 8 2月 68 8 3月 57 9 4月 66 9 5月 84 9 6月 77 8 7月 40 7 8月 54 6 9月 81 9 10月 52 7 11月 56 8 12月 42 7
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