世界プー棒投げ選手権とは? わかりやすく解説

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世界プー棒投げ選手権

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 03:12 UTC 版)

プー棒投げ」の記事における「世界プー棒投げ選手権」の解説

プー棒投げは世界プー棒投げ選手権 (World Poohsticks Championships) の開催によってより多く観衆の前で行われることになった年に一度テムズ川沿いにあるドルシャー・オン・テムズオックスフォードシャー)のデイズ閘門にて行われ外国からの観光客を含む1500人以上の観客集めている。地元人間だけでなく、アメリカ合衆国日本ケニヤオーストリアといった諸外国からの出場者も見られる。この選手権閘門管理人のリン・デイヴィッドによって、王立救命艇協会 (RNLI) への支援イベントとして1984年始められた。デイヴィッドそれまでに、塀の近くから棒切れ投げ入れる人を時おり見かけることがあったので、これをチャリティーイベントにすることを思いついたのである棒切れ入れた箱と募金箱という準備だけで始まったこのイベントはすぐに年に一度恒例行事となった。 この選手権ルールでは川の下流離れた場所にゴールポイントが設定されており、先にそこを通過した棒切れ持ち主勝者となる 。競技の種類個人戦と6人一組チーム戦の二種類である。個人戦では通常決勝戦にいくまでに3試合を勝ち抜かなければならない個人戦およびチーム戦の勝者にはそれぞれトロフィー与えられ、また2位3位選手にもより小さトロフィー与えられる。この競技は運よりも選手技術によって勝敗左右される、という主張存在関わらず個人でもチームでも複数勝利した例はない。開催日はもとは1月設定されていたが、1997年度開催日が非常に寒冷であったため3月移動された。 この競技地域的な人気獲得したことに始まり、やがて海外メディアからも注目されるようになった2002年までの間に、世界プー棒投げ選手権はRNLIのために3ポンド寄付金集めている。リン・デイヴィッドが職を退いた後は、オックスフォードシャーのウォーリングフォードを拠点とするロータリークラブ運営行っており、集められ寄付金RNLIロータリークラブチャリティー企画との間で折半されるようになった最初の開催から20年たつと、このイベントはさらに人気増して世界中から観客集めるようになり、その様子はロシア日本チェコテレビ局でも報道された。さらにイギリスの公式ツーリスト協会ヴィジットブリテンは、プー棒投げを「英国変り種イベント」集の目玉として扱った。 この選手権2008年ロータリークラブ会員老齢化理由準備の困難を訴えたことで存続の危機見舞われた。シノダンのロータリークラブ会長デイヴィッド・カスウェルはこう述べている「このイベント準備には多く重労働必要だ。我々メンバー何人かは70歳超えており、もう年取りすぎている」。しかしながらオックスフォード・スパイアズのロータリークラブは、この競技伝統未来世代保存するためにイベント運営続行することを宣言した。オックスフォード・スパイアズの当時の会長リズ・ウィリアムソンは、このイベント地元人気イベントであり、英国人風変わりな気質世界に示すものとして今後続けていくべきだと強調している。

※この「世界プー棒投げ選手権」の解説は、「プー棒投げ」の解説の一部です。
「世界プー棒投げ選手権」を含む「プー棒投げ」の記事については、「プー棒投げ」の概要を参照ください。

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