与えてはいけない食品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 00:59 UTC 版)
食物アレルギーの発症の危険や、消化能力の発達、免疫の発達などを勘案し、特定の時期まで与えてはいけない、もしくは控えた方が良い食材・食品もある。 蜂蜜・黒砂糖…乳児ボツリヌス症の予防のため満1歳まで使用しない。 ソバ、イカ、タコ、エビ、カニ…初期まで使用しない。 卵…卵黄よりも卵白、固茹でより半熟の方がアレルギー症状を起こしやすい。卵白は中期〜後期まで使用しない。 餅…中期まで使用しない。後期以降でも細かく刻んで与える。 牛乳…たんぱく質やミネラルが多いため乳児の消化機能では処理できず、アレルゲン性も高いため、1歳まで飲用には適さない(7~8か月頃から離乳食の食材に使用する場合は含まれない)。牛乳を飲用で与える場合は、鉄欠乏性貧血予防の観点から1歳経過後が望ましい。なお、乳児から幼児早期の食物アレルギーの主要原因食物でもあるので注意を要する。 ニンニク…後期まで使用しない。 ただし、学会、有識者、地域や家庭独自の教えなどで、「果汁は6か月まで与えない方がいい」「バナナは1歳まで与えない方がいい」など、時代や場合によって、与えていけないといわれる食品の内容は異なる(この2者に関しては、幼少の頃から糖分の高い物を与えない方が良い、という考えに基づくものだと考えられる)。万が一の事故やアレルギー疾患を予防するためにも、子供の状態を見極め、医師や保健所などの適切な指導を受けることが肝要である。
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