与えた影響・インターネット上での反響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/05 16:48 UTC 版)
「オン・ザ・ルーフス」の記事における「与えた影響・インターネット上での反響」の解説
2012年にラスカロフが3人組でルースキー島連絡橋(ロシア・ウラジオストク)を登頂した際、不法侵入のため捕捉され罰金を科せられたことで彼らの活動がメディアに取り上げられた。2013年3月にはギザの大ピラミッドに登り立入禁止区域で撮影を行い、それによってメディアの注目を集め始めた。ラスカロフらの行動に対し彼らを妬む者や畏れる者、怒りをあらわにする者、古代建造物の保存に関して懸念する者など様々な反響があり、これを受けてラスカロフはCNNに宛てたメールの中で謝罪している。 上海中心に登頂した際の記録動画は2014年2月12日にYouTube上にアップロードされ、その翌日には130万回再生および8000コメントに及ぶ反響があり、模倣する中国人も現れた。2016年4月時点では5200万回の再生数を記録している。彼らの行動により、のちにタワーの管理者は同様のパフォーマンスを避けるために、壁の周囲にワイヤーのフェンスを設けるなどの対策を施す方針を示した。 2014年に中国網絡中心で行ったビルボード・ハッキングの動画については、ラスカロフらが近隣ビルの屋上を借りて空撮を行ったことを明かしているが、前述のようにワイルド・ベアーとのプロモーション・スタントであることが判明しているため、動画の信憑性を疑問視する声もある。ラスカロフらの行動を受けて、香港で民主化抗議活動を行うオキュパイ・セントラルからはデモの象徴である黄色い傘をビルの屋上で掲げることはできないかという打診もあったが、オン・ザ・ルーフスはこれについて関心を示さなかった。 また、第2ロッテワールドタワーの登頂を記録した動画はYouTube上で投稿された翌日に50万回再生されている。事前に彼らの出入りを禁ずる張り紙を用意していたものの侵入を許す結果となり、ロッテワールドタワーの代表者は「ラスカロフは外壁を登るという最もばかげた方法で登頂を行うため、彼の不法侵入を防げることは難しい」とのちにコメントを残している。さらに彼らの行為は多くの韓国人に手厳しく非難され、Instagramではラスカロフを周りの無実な人々の安全を脅かすという意味で「非武装のIS兵士」と揶揄したり、「彼は外国で厄介者になっている」・「安全は建設現場において最大限の原則である。彼はこんなことを安全具無しで行うなんて考え無しだ」・「彼の趣味が他人にとっては有害であることに気付いて欲しい」と書き込んだりするユーザが現れた。
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